「男を見返してやる…一匹残らず…!」
アル:「限界を超える体験で古い殻を破って、新しい自分が誕生する」的なことはあると思う。だから、とことん傷つくのも大切なのかなと。
私も非モテのデブで男性恐怖症っぽかったんだけど、女子校時代、通りすがりの男子集団に「見ろよ、あのデブ」って笑われたんだよ。
もう二度と外に出たくないぐらいショックだったけど、同時に「テメーら、覚えてろ…!!」とエレンのように瞳孔が開いた。
K:新しいアルさんが覚醒したんですね(笑)。
アル:そうそう。「男を見返してやる…一匹残らず…!」と闘争本能に火がついて、ダイエットやオシャレに励むようになった。
今思えばだけど、デブでよかったのかなと。自力で努力して乗り越えようと思えたし、それに痩せていたら人を見下すイヤな女になっていたかも?と。
K:僕も危機感がありましたね。「チビ=背水の陣」って思いがあって、話が面白くないと生き残れないからトークを磨こうとか。
本当になりたいのは『スラムダンク』のミッチーだけど、俺は彦一になるしかないと。試合には出れないけど、ベンチでこつこつスコアブックをつけようみたいな。
アル:Kくんは知識も豊富だし面白いよ。いっぱい本も読んでいる読書家だし。
K:彼女がほしいと思った時は、恋愛本をいろいろ読んだんですよ。
ナンパ師の本は「モテる男がするからモテるんだろ」って内容が多いじゃないですか?
アルさんの著書には<ナンパ師やヤリチンは「女を口説くのが楽しくて仕方ない」という才能がある人々だ>と書いていて、それとは真逆のオクテ向けのアドバイスが載っていたんで、目からウロコでした。
アル:女性向けの恋愛本も、美人でモテてきた女性が書くのは「それはあなたがするからモテるわけであって」って内容が多いよね。小悪魔とかもそうだけど、そのテクを使える人は非モテで悩みませんよっていう。そういう面でも、私はデブで非モテでよかったなと(笑)。
Kくんはチビでよかったと思うことはある?
K:うーん…「背の高い奴はつまんなくても人気者でいいよな!」ってルサンチマンもあったけど、まあ背は伸びないので、他でがんばろうと思ったことですかね。
自分に似合うファッションを研究したり、マジメに勉強して就職しようと思ったりとか。
アル:それで逆転モテを果たしたと。
世界は理不尽で残酷だけど美しい部分もあって、コンプレックスをバネに逆転もできるんだよね。
K:あとチビでよかったと思うのは、すごいしょうもない話だけど『しょう太くんのHなイタズラシリーズ』ってAVがあって、小学生に扮した小さいオッサンがエロ行為をする作品なんです。それは自分が小さいので大変共感できます。
アル:本当にすごくしょうもない話だな(笑)!
――次回、「サブカル彼女との出会い」など語ってもらいまーす♪
アルテイシアさんが恋愛と結婚の極意を語る『恋愛デスマッチ』を当連載と隔週で更新しています。あわせてお楽しみください!
Text/アルテイシア
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