4人目のゲストは友人Yくん(33歳、会社員)。
28歳まで異性に縁がなかったのが、私のスパルタ指導を受けて彼女を作り、結婚に至った男子です(以前、ニコ動の連載にも登場)。
今では幸せな二児のパパの彼とトークしました!
第1回の<高校時代「モテカーストの底辺だ」と突きつけられました>もどうぞ。
第2回:恋愛の前にまず女友達を作ること
Y: アルさんに初めて飲み会を開いてもらった時、全然うまく話せなくて。
終わった後「僕、ほんとは彼女ほしくないのかも」と言ったら、「誰のために飲み会開いたんじゃあ!」と怒られて…それで「逃げちゃダメだ」と思いました。
アルテイシア(以下、アル) あえて戸塚ヨットスクール方式で、スパルタ指導してみました。
Y:でもそんな親身に怒ってくれる人っていないじゃないですか。それで「最初は上手くいかなくて当たり前」と言われて、「失敗してもいいや」と開き直れました。
アル:それから「彼女がほしくて頑張ってる」と周りに言うようにしたら、会社の同僚がコンパを開いてくれたんだよね。
Y:はい。それまではバカにされるのがイヤで「恋愛なんて興味ない」ってフリをしていたけど、意外とみんな協力してくれて。
コンパでも「じゃあ次はおまえが幹事な!」って同僚が話をふってくれたんです。
アル:人は頑張ってる人をバカになんかしないし、応援したいと思うものだよ。
で、女性側の幹事だった奥さんとお近づきになったものの、キミはフラグをへし折っていましたな。
Y:「自分なんか好かれるわけない」と思っているから、アルさんに「これは脈アリだ!いけ!」と言われても信じられなくて。「告白せな携帯へし折るぞ」と脅されて、ようやく決心がついたんです。
アル:脅迫って効くよね。
Y:ですね。あとアルさんの旦那さんの言葉も大きかったです。
中高時代の記憶から「オタクは嫌われる」と思っていたけど、旦那さんに「趣味で人を判断するなんて変だろう」と言われて、「たしかに人の好きなものに文句言う方がおかしい、そんな女の子ならこっちから願い下げだ」と吹っ切れました。
アル:そうか。私は「その彼女、秋葉原なんか空爆すればいいとか言うわけ?」「もちろんそんなこと言いませんよ」「じゃあ大丈夫だ」という会話を聞いて「何が大丈夫なんだ」と思っていたよ(笑)。
まあ、あの夫はわりと冴えた発言をするよね。
私が「なんであんないい子とYくんが付き合えたんだろう」と言ったら、「いい子だから付き合えたんだ、いい子だから彼の良さに気づいたんだよ」と返されました。
Y:ホント自分でも信じられなかったです…。
中高時代ってチャラい男がモテるじゃないですか?それでホストやナンパ師の書いた恋愛本を読むと「やっぱり女性はチャラい男が好きなんだ、俺には無理だ」と絶望するんですよ。恋愛を諦めるべきなんだって。
アル:ああいうのは「俺みたいなヤリチンになれ」って本だからね。
だから私はオクテ男子に向けて「別キャラを目指すな、不器用だけど誠実マジメ路線でいけ」と書いてるの。
Y:僕も奥さんと初デートした時、緊張してガクガクだったんですよ。でも奥さんは「マジメそうなところがいいな」と思ったらしくて…女性も色々なんだとわかりました。
アル:男も女も色々だし、恋愛はマッチングだから。ちゃんと無理せず付き合える相手がいるのだよ。
Y:女性と接点がないと、未知だから恐怖なんです。「これしたらを嫌われるんじゃないか、キモがられるんじゃないか」と考えちゃって、身動きがとれない。
だからやっぱり、相談できる女友達がいるのはデカいなって。
アル:非モテ男子は傷ついた経験から、女全般を憎んだり怖がったりするでしょ?でも「男も女も色々いる」と気づいて、恋愛の前にまず女友達を作ってほしい。
女友達ができる男子は、いずれ彼女もできるから。