前回の<イケメン童貞・Iくん(28歳)のインタビュー>も合わせてどうぞ。
「普通の男子の本音を知りたい」
そんな女子の声に応えてスタートしたこの連載。
3人目のゲストは、私の双子の片方である実弟K(38歳、出版関係)。
幼少期から「双子なのに見た目も性格も全然違う」と言われてきた私たち。
弟は岡田将生似のイケメン(身長180cm)で、若い頃はモデルをしていました。性格は穏やかで物静か、草食を通り越して植物のような存在感。
そんな彼とディープに語ってみました♪
【第1回】「なんでみんな恋愛やセックスにガツガツするんだろう?」
アルテイシア(以下、アル): まずは性の目覚めを聞かせてください。
K:僕の場合、いきなりAVだったんだよね。
中2の時、男友達の家でみんなで鑑賞してっていう。
アル: それ以前はなかったのかね?小学生の時、漫画やアニメにドキドキしたとか。
K: そういうのは一切なかった。
アル: ブルマにパフパフされたい(漫画『ドラゴンボール』より)とか思わなかった?俺もギャルのパンティほしーぜとか。
K: 全然なかった、そもそも女性キャラに注目してなかったし。
漫画では『聖闘士星矢』が好きだったけど、女性キャラはほとんど記憶に残ってない。
アル: そうか、私は車田正美なら『男坂』の方が好きだけど。
サンデーやマガジンの水着グラビアにもドキドキしなかった?
K:ドキドキしなかったし、女性アイドルにも興味なかった。
アル: なるほど。そりゃ「自分はゲイかも?」と思うよね。
K: うん。周りの男友達は女性アイドルの話をしているのに、僕は『メンズノンノ』のモデルの田辺誠一や反町隆史をカッコいいと思っていて。
あと男友達は女子に触られると喜んでいたけど、僕はイヤだったから。
それでゲイなのかな?と思ったけど…考えたら、男に触れるのもイヤだったんだよね。
アル: 単なる潔癖症ってこと?
K: そうだと思う。もともと体の接触があまり好きじゃなくて。
だからキスとかセックスも本当にしたい人以外とはできない。
アル: キミは幼少期から神経質だったもんね。
人の箸が触れたモノは食べられない、みたいな。私は落ちたモノでも平気で食べていたけど。
K: うん、すごく神経質だった。
アルがゾンビ映画を見ながらご飯食べているのとか信じられなかったし…ていうか今でも無理だけど。
アル: 私はドロドロのゾンビ見ながらグラタンとか食べるよ。
K: ほんと双子でも真逆だよね。
アル: だな。
ところで田辺誠一や反町隆史を、恋愛や性の対象として見ていたわけじゃなかったの?
K: それはなかった。単にカッコよくて憧れていたんだと思う。
アル: なるほど、女子が女性モデルに憧れるのと同じ感覚か。
ちなみにうちの夫は「カッコいい男とはホーガンやハンセン*のことだ」と言っているけど。
(*両者ともアメリカの人気プロレスラー)
K: カッコよさの基準が違うんだね。僕は美しいものが好きなんだと思う。
アル: 私はブサイクなものが好きなんだと思う。好きになる男もブサイクだし、犬でもコリー犬よりブルドックが好きだし。
K: だからゾンビも好きなのか。
アル: いやゾンビは見た目が好きなわけじゃなく、バトルに燃えるのだよ。
あと私がブサイク好きなのは、キミも理由の1つだと思う。
生まれた時からイケメンと暮らしているから、イケメンにレア感がないしファンタジーを抱けない。
…キミが美しいものを好きな理由がその逆と考えたら、ムカつくな(笑)。