なお、ミスター9と出会ったきっかけはナンパでございました。
後から、「どうしてあのとき私に声をかけたの？」と訊ねたところ、ケータイで通話しながら夜道を歩く筆者のストラップが、小型電マだったからとのこと。

　このとき付けていた小型電マは飲み会や合コンでも大活躍・大人気でした。
「実は大人のおもちゃなのよ、うふふ」と見せつけることで、場にエロスを投入できるのです。
セックスチャンスをお求めの皆さんは小型電マストラップがオススメですよ、と言いたいところですが、最近はスマートフォンが主流になっているので、ストラップよりもカバーの時代なんですよね。アダルトグッズメーカーさんには、スマホカバーにもなる玩具の開発を期待したいところです。

　さて、ミスター9とは肉体的相性がそこそこ良かったことから、継続的な肉体関係へと発展しました。
カラダの相性もさることながら、筆者にとってもっとも都合が良かったのは、家が近所だったので、セックス後は泊めずとも帰すことができる点です。我が家のシャワーどころか、トイレさえも貸す必要がないのは非常にラクチン！

　このまま良好な関係性が続くかと思われたミスター9とのセフレ関係ですが、終わりは突然やってきました。
とある逢瀬の直後、ピロートーク中にミスター9がクソ発言を吐きやがったのです。

「今月ちょっと苦しくて……1万でいいからカネ貸してもらえないかな？」

　筆者の脳裏には、500円ホストがフラッシュバックされました（詳しくは『男のモノは立派でもしょせん三流！ろくでなし男を見極める術』の回をご参照くださいませ）。
あの時の聖也や今回のミスター9に限らず、オトコからカネを無心されることの多い筆者。おそらく筆者は、セックスしたオトコにほいほいカネを貸す阿呆なオンナに見えるのでしょう。筆者をよく知る女友達にも意見を求めたのですが、「中身はさておき、確かに外見は阿呆っぽく見えるかも」とのこと。