「股関節が硬い体質」の人はいない!

よく「開脚できない=股関節が固い」って言われるけど、これは実は誤った常識。
開脚できないのは、股関節の問題じゃなくて、骨盤の角度の問題なの。

開脚が上手くできない人は、開脚の姿勢の時に骨盤が後ろに傾いているんだ。
恥骨が前に飛び出しているって言ったほうがわかりやすいかな?
人間は、骨盤が後ろに傾くと、脚が拡げられない骨格の仕組みになっているの。
だから、逆に骨盤を前に傾ければ、かなり脚は開くようになってくる。

そして、「股関節が硬い体質」っていうのもホントはない。
股関節が固い人をよーく観てみると、関節のナンコツみたいな部分が固いわけじゃなくて、骨盤=パンツみたいなデカイ骨と、脚の骨の根っこの周りの筋肉が固いってだけ。

じゃあどうして固いかっていうと、それは単純にあんまり動かしていないからなんだ。
特に「私って股関節固いのー」って思っている人は、さらに動かさなくなっちゃって余計固くなってしまう。

でもおそらく、試しにやってみても骨盤を前に傾けることはできない人は多いと思う。
じゃあ、やっぱりムリなのか?
いやいや、それがムリじゃないんだな。

筋肉は、体質関係なく、どんな人でもよく動かしているとだんだん柔らかくなるようにできている。
だから、股関節の周りの筋肉を動かしていれば、誰でも骨盤の傾きは変えられるし、「股関節の柔らかい人」になれるの。

実は、股関節が固いってだけで、SEXを苦手に感じている子はすごく多い。
正常位で股を拡げるのが痛いとか、ちょっと変わった体位になると痛いとか、SEXの気持ちよさよりも、股関節の辛さのほうが上で楽しめないなんて、もったいないよね。