セックスには技とテクニックが必要?気持ちよくなるために本当に必要なこと

SNSに見覚えのあるAM連載の画像が…

テクニックを考える christian ferrer

先日SNSでサーッとタイムラインをチェックしていたところ、何やら見覚えのある画像が流れてきました。それは私が7年前にこの連載で書いた手コキ記事のために撮った写真でした。ご丁寧に技の名前を付けていただき文字まで入れていただいて・・・。SNSなどではそういったセックスの小技は人気でよく見かけますよね。一見ちょっとトリッキーな方法だけど簡単。そしてキャッチーなネーミング。それがバズるんですよね。そういう小技は持っていて損はありません。覚えておくといざという時に使えるので頭の中の引き出しにいくつか入れておくといいと思います。

技やテクニックが邪魔する時

ところで私がフェラや手コキ、騎乗位や座位での体の動かし方にあまり名前をつけたがらないのにお気づきでしょうか。名前がついていると確かに覚えやすいし便利です。
でも名前がつくことによって、‟技”とか‟テクニック”という意識が邪魔をしてしまうことが多々あるんです。それによって相手の反応を見落としてしまったり、使うべきタイミングではない時に使ってしまったりします。ついつい張り切っちゃうんですよね。私も身に覚えがありまくります。

これはフェラや手コキなどの男性の体に行うものだけではなくて、女性の体に行うものも同じです。例えば、「手マンしながら女の子の下腹部を押すとめちゃヨガル子宮揺らし!」みたいなものが流行ったこともありますが、その技と名前だけが広く知れ渡ってしまったことで、まだ体の準備ができていないのにやり始めてしまったり、「あれ?効いてない?」と感じて手のひらでグイグイお腹を押してしまったりということが起こったんです。
‟地味だけどほとんどの人が気持ちいいと感じる”基本的なやり方よりも、トリッキーな技の方が人気が出ちゃうのは困ったものですよね。

男女どちらに向けたものでも、必殺技!〇〇!みたいなものは私の感覚でいうと半数ぐらいにしか効かないものが多いです。ほとんどの人が「そんなことされたの初めて!」と驚くけど実際に快感として効果が出るのは約5割というところです。トリッキーな技をついつい使いたくなるのはわかりますが、半数にしか効かない珍しい技よりも、地味だけど8割の人に効く基礎的なものをやって欲しいなと思っています。
そして‟地味だけどほとんどの人に効く基礎”をしっかりとやった上で、覚えた小技を試しにやってみるというのはいいことだと思います。
大事なのは反応が微妙でも「おかしいな…効くはずなのに」と思わないことです。「効かないならもうちょっと強くやってみよう」という意識になると相手の反応が見えてこなくなるので危険です。