性的好奇心旺盛な方たちと話していたら…
最近お仕事でご一緒した女性や、友人の紹介で知り合った女性とじっくり会話ができる機会が珍しくたくさんありました。たまたま性的好奇心の旺盛な方が多かったのか、別れ際までセックスの話で盛り上がったんですけど、特にアダルトグッズやテクニックの話になると目を輝かせて話をしてくれる人ばかりで、中には複数のパートナーとの性生活を楽しんでいる人もいて濃厚な会話を楽しみました。
下ネタの濃度が濃くなってくると段々「でも実は濡れなくて困ってるんです」「避妊してくれないんですよね…」という話が出てきます。私としてはいつもこの連載でもお話ししているように「潤滑剤使っていい?」「ゴムつけてね」って気軽に言えばいいじゃない!って思っているので「それ相手の方に言わないんですか?」って聞くんですけど、「濡れないということだけでも悪いと思ってるから言いにくい」「ゴム着けてって言ってもうやむやにされたら何も言えない」という言葉が返ってくるんですよ。
衝撃でした。「言いたいのに言えない」というのは、何となく普段から言葉数が少なくて大人しいタイプの女性なのかと思っていたのに、こんなにお喋り上手でパートナーとエッチな話もするという女性たちも、自分自身のこととなるとパートナーに言えないなんて。
最近出会う女性が皆そういう方ばかりで、本当に本当に世の中の女性はセックスになると言いたいことを言えないんだなと実感しました。デートの最中に「えーその映画よりこっちの方が観たいな」「きのうラーメン食べたからラーメン以外がいい」「足が痛いからちょっと休もうよ」って言えるのに、「気持ちよくても濡れにくいから潤滑剤使うね」「ゴム着けてね。ちょっとだけ生とか避妊の意味ないからダメ!」とは言えないんです。
私も言えないことはあった
もしかすると、べっつぃーは経験があって自信を持っているから言いたいことを言えるんだとか、強い人間だから言えるんだと思っている人もいるかもしれませんが、私も最初から何でも言えたわけではありません。むしろクンニ中にクリトリスを歯でガリガリやられて痛くても何も言えずに我慢していたぐらい言えない側でした。
今だって何でも言えるかといえば全然そんなことはなくて、「後でもう一回しよ」っていう一言を言うのに頭の中で何回かシミュレーションして、それでも2回くらい口から出てこなくて、心臓ドキドキさせながら目を見ないでやっと言えるということもあるくらいです。
付き合いの長さや関係性によってはヒワイな言葉もバンバン言えるんですけどね(笑)。
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