「私がイク」という気持ちを大切に

じゃあどうすればセックスでイクことに近づけるのかというと、女性がイこうとするのを男性にサポートしてもらったらいいんですよ。
そのためにはまず、イカせてもらうんじゃなくて「私がイク」という気持ちが必要です。そういう気持ちを持つことだけでも、男性への必要以上の期待がなくなります。

それから日頃のデリケートゾーンのケアやオナニーで自分の体をよく観察して、どこをどう刺激したら気持ちよくなれるのかを把握すること。それを相手に伝えること。これがイクためにできることです。
「少しだけ速くして」「もっと舌の力抜いてみて」「それ好き!もっと続けて!」「指も入れて欲しいな」「クリトリスも触って」「おっぱい触って」「こっちの方が気持ちいい」「さっきのあれ凄かった、今までで一番気持ちよかったよ」と言葉で欲しいものを望み、力の微調整をお願いし、続けて欲しいのか別のやり方を試して欲しいのか告げて、フィードバックしたことありますか?
男性の方もそうやって言ってもらわないと、今どういう状態なのか、どうして欲しいのか、やってみた結果どうだったのか分からないので、頑張りようがないし、次回またやってみようという気持ちにもなりにくいですよね。
勉強熱心な方だと思うので、これからはどういう言葉や表現の仕方で彼が「もっと気持ちよくしてあげたい」という気分になるのか観察してみてはどうでしょうか。

最後に、私の連載を読んでくれている皆さん、いつも本当にありがとうございます。パートナーに喜んでもらいたくて一生懸命になる女性が多いのはよくわかりますし、とても素敵なことです。でもパートナーのためだけじゃなくて是非自分のために読んで欲しいなと思っています。
セックスでもっと楽しいことをしてみたくて、もっと気持ちよくなりたくて、もっと二人で仲良くできるように読んでもらえると私も嬉しいです。

Text/Betsy