まず、彼は「手と口で抜いてもらって自分だけ気持ちよくなりたい」という、割と図々しい、正直な願望を遠慮なくAさんに言っているのですから、Aさんも正直に応えていいと思いますよ。

「もう1回セックスしたい」「私のこともお手々とお口で気持ちよくして」「昨日たくさんして疲れたからまた今度ね」と言える方がお互いに楽です。
どちらか一方が我慢して不満を募らせていると、セックスのワクワク感とか満足度、プチ遠距離の彼に会う楽しみがだんだん落ちていきそうです。

　前戯はギブアンドテイクで50:50でなければならないなんて思っているわけではありません。
手と口でされるのが（するのが）大好きな人もいれば苦手な人も、もちろん挿入挿入！ な人もいるし、性欲やスタミナだって違いますよ。
カップルによって、女性への全身愛撫に30分・フェラ3分がちょうどいい場合もあれば、1セックス＆フェラ2回抜きがちょうどいい場合もあります。
最終的に、二人の満足度に大きな差がないというのが大事なところですよね。

　そのためには、ある程度自分の希望が言えないと、その差を把握できず二人のバランスがとりにくくなってしまう思うんですよ。

　私はフェラと手コキがめちゃくちゃ好きなので、自分の手と相手のちんこがふやける程たくさんさせて欲しいのですが、もしも散々セックスしまくった後に「フェラばっかりされるのが嫌だった。もう会わない」とか言われたら「はよ言えや」って思います。
態度か言葉で示してくれないと、デロデロのフェラを楽しんでくれていると勘違いしてしまいます。

　Aさんの彼もきっと、Aさんがいつでも喜んでご奉仕してくれるエッチな子で、お返しの手マンやクンニなんて求めていないサービス精神旺盛な子だと思ったのかもしれませんね。

　そういうちょっとした誤解を解くために、エッチな雰囲気の中で誘導していくのはいかがでしょうか。
例えば…

　フェラや手コキじゃなくてセックスをしたいのであれば、「それより最後にもう1回セックスしたいな」と言います。
もしくは、添い寝手コキで体を密着させキスしたり乳首をぺろぺろしながら腰をくねらせて（←ここ大事です）、「やっぱり入れたくなってきた」と言うか、相手がそう言うのを待ちます（笑）。

　手や口でして欲しいのなら、「じゃあ先に私のことも気持ちよくしてね」と言うか、「一緒にしよ」と言って相手の手を自分の体に触れさせます。

　思いっきり男性をかわいがりたい時は、しっかりと脚の間に入ってフェラと手コキの楽しさに溺れます。
私だったらエッチな雰囲気を利用して、このように誘導します。
ぜひ参考にしてみてください。

　次回は《膣が擦れて裂けそう！性交痛に潜む4つの可能性》です。

Text／Betsy