「愛のあるセックス」に関するMyルール【男性編/第12回】
一般男性を対象に、セックスにおけるMyルールを募ったところ、次のようなことを仰る男性がいらっしゃいました。
「愛せない女性とはセックスしない。たとえ遊びでも、その時を大切に思える女性でなければセックスする気になれない」
というわけで今週は、「愛のあるセックス」について考えたいと思います。
「愛していない女性とはセックスしない」が意図することは?

by chispita_666
上記の男性のMyルール、筆者はものすごく納得できるのですが、人によっては「矛盾しているのではないか?」と感じるかもしれませんね。
「愛せない女性とはセックスしない」とドヤ顔で語っておきながら、その直後に「たとえ遊びでも」ってどういうことじゃ? たった今、「愛せない女性とはセックスしない」って断言したばかりではないか? と、頭の中がクエスチョンマークでいっぱいになった人に向けて筆者から補足させて頂きたいと思います。
A氏(仮にA氏としましょう)は決して、「愛している女性としかセックスしない」と言っているわけではないのです。
A氏のMyルールは、「愛せない女性とはセックスしない」です。これ、似ているようで全然違うんですよね。
食べ物に置き換えて考えるとわかりやすいかと思うのですが、「好きな食べ物しか食べない」と「嫌いな食べ物は食べない」では全然違いますよね。
ちなみに、筆者の大好物は焼き肉で、嫌いな食べ物はくさやなのですが、「焼き肉しか食べない」と「くさやは食べない」って全然違うでしょ。
話を戻しましょう。
A氏は、「愛していない女性ともセックスする」ということになります。それが「たとえ遊びでも」の部分です。
ここで、中には「やっぱり私とは遊びだったのね! 愛していないオンナに手を出すなんて許せない! キイィーッ!」と早とちりする女性もいますが、落ち着いてください。
A氏は、「愛していない=肉便器」などとはひとことも言っていないのですよ。むしろ、「その時を大切に思える女性」と敬意すら表してくれているのです。
「愛している」「愛してない」の2択が被害妄想を膨らませる!
女性はつい、「愛している」「愛していない」の2択だけで考えがちですが、男性は違います。「愛している」と「愛していない」の中間の感情が存在するのです。もちろん人にもよりますが、「セックスできれば誰でもいい!」という考えの男性ばかりではありません。
ここでも、食べ物に置き換えて考えましょう。
例えば、筆者にとってレタスは、大好物ってほどの食べ物でも、嫌いってほどの食べ物でもありません。でも、たまに食べると「ああ、やっぱり美味しいなぁ」と思います。
話を戻しましょう。男性から、「レタス」としての扱いで誘われているにもかかわらず、「私はくさや女なんだわッ」と勘違いして、「ヤリ捨てられた」とボヤくのは被害妄想だと思うんですよね。
筆者が思うに、被害妄想に走る女性の特徴は、なんといっても「選択肢が少なすぎる」! このひとことに尽きます。焼き肉か、くさやかという2択では、視野が狭くなって当然です。
焼き肉か、レタスか、くさやか……3択思考にすると、セックスに対する考え方がだいぶ変わってくるはずですよ。
男性にどう見られているかだけでなく、私たち女性が男性をどう見るかという点も考えてみましょう。
そりゃ、焼き肉と思える男性とのセックスに越したことはないです。愛のあるセックスって、やっぱり良いものだと思うんですよね。
では、レタスと、くさやはどうでしょう?
嫌いなものは「華麗に」スルー!
まずは、くさやから。言うまでもなく、好きでもない男性と歯を食いしばってセックスする必要はありません(笑)。お誘いを受けても、華麗にスルーしましょう。「華麗に」ですよ。
食事会などでも、嫌いな食べ物を出された時、「こんなもん食えるかー!」とちゃぶ台をひっくり返す人はいないですよね。「アレルギー体質でして……」など、オブラートに包むものです。
好きじゃない男性からのお誘いに対しても、相手に不快な思いをさせないよう気を付けましょう。
愛がなくても、気持ち良いセックスはできる!
そして、レタス。レタスを敬遠する女性も多いですが、筆者にとってレタス男性とのセックスは蜜の味! そのことを強く実感したのが、今から8~9年前に男優業の男性とセックスした時のことでした。
彼とはその日初めて顔を合わせたので、当然のことながら愛だの恋だのという感情はありません。つまり、焼き肉男性ではないということ。また、イケメンというほどでもなかったのですが、筆者好みのガチムチ体型で大変礼儀正しいお人柄だったので、くさやでもありません。レタス男性です。
この時の筆者はセックス歴7年ほどだったのですが、お相手が男優業ということもあって、これまでに経験したセックスの中で一番気持ち良く、「愛がなくても気持ち良いセックスはできるんだ!」ということを再認識したのでした。
テクニック的な部分だけでいうと、これまでの7年間に経験した「愛のあるセックス」よりもダンゼン気持ち良かったことは、自信を持って断言できます。
男優業の男性とセックスする機会はなかなか無いでしょうが、一般のレタス男性の中にも、大満足できるセックスが楽しめる男性は大勢います。
焼き肉男性にこだわらず、レタス男性にも目を向けることで、貴女のセックスライフはより活性化するはずですよ!
Text/菊池美佳子
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