解散するまでがセックス!で特別な日の余韻を
そもそも! オナニーは一人でもできますが、セックスは相手があってこそ成立する特別な行為です。
「特別な行為(セックス)をする日=特別な日」と頭を切り替えてください。
平日は早寝が習慣になっている人も、「例外」を受け入れる懐の広さを持ちましょう。
「セックスをする日=例外」と解釈すると、セックスする日を、セックスしない日と同じように過ごそうとすること自体ムリなんですよね。
例えば、夜に必ずストレッチ体操や美顔マッサージ等を日課にしている皆様!
ストレッチもマッサージも大変尊い行ないですが、セックスする日は特別な日です。1日くらいサボッちゃいましょう。
大丈夫です、1日くらいサボッたからといって急激に劣化するようなことはないでしょうからご安心ください。
自分磨きは大いにけっこうですが、「ストレッチができないから誘いは断る!」とストイックになりすぎると、
セックスに限らず色んなことが楽しめなくなっちゃいますよ。
社内マドンナとしての地位を死守するべく、毎朝巻き髪にして出勤している人も、セックス翌日は潔く諦めましょう。
男性宅にはコテもホットカーラーもありません。自分の家もしくは設備が整ったラブホなら常備されているかもしれませんが、相手男性をほったらかしにして巻き髪作りに没頭するのはあまりにも情緒に欠けます。
「帰るまでが遠足です」という言葉がありますが、解散するまでがセックスです。
特別な日の余韻を味わいましょう。
私は、急なお泊まり翌朝、スッピンに近い不完全な顔で出勤するのもセックスの醍醐味だと思っています。
ぶっちゃけると、急なお泊まりの翌日の私は酷いもんですよ。
ホテルなら歯ブラシがありますが、男性宅に歯ブラシなんぞ無いですからね。うがいくらいはしますが、歯を磨いていないことになります。
クレンジングもないので、石けんで洗った顔は夕べのメイクが完全に落ちているとはいえません。
洋服も下着も前日のままです。
それでも、心は「セックスをした=特別なことをした」という充足感に満ち溢れています。
この充足感は、ストレッチ体操や巻き髪では絶対に味わえません。
「ボロは着れども心は錦」、この感覚をぜひ一度ご堪能くださいませ。
Text/菊池美佳子