野外で一方的に触られるだけの6年間

Lさん: 高校生のとき付き合った2歳年上の彼に「絶対にヤラせてくれないタイプだよね」って言われたんです。
で、彼がそのことを私も知ってる後輩に相談したらしくて、後から「彼氏さんが悩んでましたよ」って指摘されて。それですごいショックを受けちゃった。

――そんなプライベートなことを部外者に相談するなんて……っていう。

Lさん: ですね。それに、「ヤラせてくれないタイプ」とか言われるのも嫌だった。

――実際には、ヤラせないってわけじゃなかったんでしょ。

Lさん: すごく怖いとかもなかったし、付き合っていれば自然にそうなるんだろうなと思ってたんですけどね。で、結局別れちゃった。
次の彼氏とは高校2年から大学卒業まで付き合ったんですけど、その人とも何もなくて。

――えっ? 高校2年から大学までって6年間、生まれた子供が6歳ですよ!?
Lさんはともかく、ヤリたい盛りの男子は収まらないでしょう。そんなに長い間、彼はアプローチしてこなかったんですか。

Lさん: それがですね……これ言うの恥ずかしいなあ。
あの、セックスはなかったんですけど、野外で私が一方的に触られてたんです。

――野外で一方的にって、痴漢プレイじゃないですよね。どうしてそういうことに?

Lさん: 彼は甲子園を目指すようなバリバリの野球部員でなかなかデートの時間も取れなかったので、夜遅く、部活の練習が終わった後に近くの川の土手で話をするっていうのが日課だったんです。
で、なんとなく甘いムードになると、そのまま私だけが触られるの。

――局部や胸を直に触ってくるの?

Lさん: はい。で、それが終わると家に帰るんです。

――うーん……。Lさんがその気になるか反応を見てたのかなあ。
でも一度や二度じゃない、6年間でしょう? ちょっと謎ですね(笑)。
彼はどういうタイプだったの? 真面目でおとなしい感じ?

Lさん: 普通の野球少年。でも私が初めての彼女じゃなかったですよ。
私はもしかしたら経験済みなのかなと思ってたし。でも、仲はよかったんですよ。
私が大学に進学して彼が就職してからは、朝会って映画行ってご飯食べて、夜になったらそれぞれの家に帰る……みたいなデートをよくしてました。