中二男子のような思考回路にキュン
さて、そんなキツイ経験をしているのにもかかわらず、Sさんの話にはどこか面白味が漂います。
いじめ男子の裸を思い浮かべて復讐オナニーを決行したり、好きなゲームキャラの名前を異様なほど隠したがったり。
その思考回路はまるで中二男子のよう。
それが如実に表れているのが、この部分でしょう。
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S: 私、本当に女としての自信がなくて、小さいころからずっと「もしお兄さんがいれば処女をもらってくれたかもしれない」っていう妄想をしてたんです。
それをまだずるずる引きずっていて……。
――その“架空のお兄ちゃん”はどんな人? ルックスとか名前とか性格とか。
S: 決まってないです。名前を決めてしまうと、いざ現実の彼氏とセックスすることになったとき、その名前が口をついて出ちゃうかもしれないので。
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いやいやいや。10代の頃からそんな心配してる女子、見たことないですから!(笑)
しかも、Sさんは妄想の中で架空の兄のことを「お兄ちゃん」と呼んでいるんだとか。
別の男性の名前を呼ぶより「お兄ちゃん!」って口走るほうがよほどマズいと思うのは私だけでしょうか……。
焦ったり恥ずかしがったりする反応がかわいらしくて、思わず突っ込みまくってしまいました。いじわるなおばさんでゴメンね。
「私なんて人間として価値がない」なんてヘビーなことを言いつつも、出張ホストに突撃する勇気も、何度も街コンに参加する前向きさも持っているSさん。
そのまっすぐさをもってすれば、架空のお兄ちゃん以外の人と架空じゃない初体験をする日も、そう遠くないような気がします。
次回は、「性の目覚めはDMMのエッチ画像」という女子大生のインタビューをお届けします。
Text/遠藤遊佐
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