今回のインタビュー相手は、募集を見て応募してきてくれた24歳の銀行員・Sさん。
第一回「父の検閲で週刊誌のエロ写真は全てカット!厳しい家庭からの東京進学で一気にヤリマン化」
第二回「私は性的に遅れてる?優等生が焦った先は出会い系でのヤリマン生活」
第三回「ぐちょぐちょのアソコに固いの入れて…セックス中に淫語を口走る」も合わせてどうぞ。
「誰かと濃いセックス話をするのは初めてなので、楽しみにしてたんです」と、わざわざ話す内容を携帯にメモってきてくれたSさん。
「どの芸能人に似てるとか美化しないでくださいね!」とのことだったのであまり言わなかったけど、小柄でお肌がツルツルで、とてもキュートな女性でした。
さて、話題の中心になったのは、この2つ。
厳格な学校や真面目な家庭がセックスに及ぼす影響とは?
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S:私が通ってたのって中校一貫校だったんですけど、ちょっと変わってて。男女交際をすると退学になるんですよ。放課後もシスターが街を見回りしてて、男子と歩いてるところなんて見つかったらもう最後。(中略)だから女の子はクソ真面目か、高校卒業したとたん金髪にしちゃうかのどっちかでした。
S:父親は歯科医。親の前では恋愛の話すらできないムードで、普通の家には一冊二冊ある週刊誌もほとんどなかったですね。たまに「大学偏差値ベスト100」みたいな特集のときに買ってきても、あらかじめエッチな部分は全部切ってあった。
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性的な話は一切NGで週刊誌には検閲が入るほど堅い家庭で育ち、学校は「男女交際=退学」の女子校! ラノベか少女マンガの世界でしか聞いたことのない話に、びっくりすることしきり。
でも、Sさん自身自覚しているように、思春期をそういう環境で過ごしたことが負けん気な彼女を数々の出会い系に走らせたんだから皮肉なものです。やっぱり、多感な時期に抑圧を受けるとどこかに歪みが出るんでしょうか。
そういえば私にも思い当たるフシがあります。
以前、ライターの先輩に「女性エロライターには、厳しい家庭で育った子が多い」と言われて、どうだったか思い出してみたんですね。
すると、家庭での抑圧はそれほどなかったものの、通っていた中学校が普通の公立校のくせにかなり厳しく、理解不能な規則が山盛りだったことに気づきました。
制服がなくて私服登校なのはいいけれど、ボトムスは超ダサい黒か紺のパンタロン。トップスも赤や黄色はダメで、黒、白、灰色、茶色、紺の地味なトレーナーやシャツ限定。ときどき風紀委員が物差し持ってまわってきて、ワンポイントが7センチ四方以上だと怒られる。
その他にも、靴は5000円以下じゃないとダメだとか、髪の毛が眉と肩についたら即刻切られるとか、謎の規則がいっぱいありました。化粧なんてもってのほか。文房具や給食の食べ方、掃除するときの雑巾のサイズまで事細かく決まってたんだから笑えます。
もちろん、同じ中学を出た子が全員エロライターになってるわけじゃありません。でも、帰省したとき同級生に会うと、半数くらいの女子がまだ独身だったりするんですよね。
まあ、大人はよかれと思ってやってるんでしょうが、抑圧された少女たちの行く末を考えるとちょっと怖いかも……。
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