男たちが連結していき…

またディスコ風の音楽が聞こえ、二人の男がステージにやってきたが、すでにイチモツを肛門に入れ、激しく動かしている。この2人が入って来てから数十秒後、もう一組が入ってきて、同様にアナルセックスをしている。すると4人は一旦離れ、ハシゴを登って水泳の飛び込み台のようなところへ。4人が連結し、飛び込み台の上でセックスを開始。

ジャジャジャーン大音響とともにやってきたのが一人の超マッチョ男。先に入ってきた2組が飛び込み板で連結し、いわゆる「むかで競争」のようになった最後にマッチョが挿入。そして、空中ブランコのようなものに手をかけると音楽がさらに最高潮になり、マッチョは空中ブランコをつかみ、その前にいる4人も相手の腹のあたりをガシッと掴む。5人が接続し、マッチョがガシッとブランコをつかんだところで5人は激しく腰を動かし、「高地セックス」とでもいうものをやり始めた。足を踏み外す者がいても、マッチョが助けてくれるという算段だろうか。当然安全マットは敷いてあったが。

10人が繋がってグルっと一周!

これが伏線になったのだろうが、お次がハイライト。昭和の公園にあった格子状の丸い回転する檻のような遊具があったが、これに似た丸い檻の中に10人が入り、まさか、ソレやるか??? と思ったら次々とアナルセックスを開始しグルっと一周。最初に挿入した男の前に最後の肛門がやってきて、挿入が確認できたところで回転開始!

10人が回転しながらアナルセックスをするのである。これには観客もさすがに度肝を抜かれていて歓声を送るどころではなかった。そして、不思議だったのが、「ナンバー〇〇、ミスターナントカカントカ!」の紹介タイムの時になぜ全員勃起していたのかということだ。Lの説明では「バイアグラを飲んでそのうえで根本を輪ゴムでグルグル巻きにしていたのでは」とのこと。

この店に約10年後に行ったが、この過激なショーはもうやっておらず、踊り子による寸劇のようなものに変更されていた。さすがにアノ頃のアノショーは危険過ぎたのだろう。念押ししておくが、僕はこの店で男を連れ出してはいない。

Text/中川淳一郎