長さで価値を測るわけではないが…
サオリさんはなんとか3cmになるよう舌技を駆使するのだが、やはり1cm以上にはならない。そうこうする内に挿入に至るのだが、Gスポットに到達するどころでもないし、奥まで到達するわけでもない。アソコの入り口になにやら固いモノが少し動くような状況だったのだ。
サオリさんはこの時点で完全に萎えていた。何に萎えたかといえば、この男が自身のイチモツを立派な「名器」であると信じて疑わないことである。
「あのね、別にチンコの長さだけで男の人の価値を私は測るわけではないの。ただ、分相応って言葉があるじゃない。彼がそこまで自信を持ってそのチンコを誇るのは違うんじゃないかな、と思ったの」
なるほど、これぞまさに人生訓である。結局チンコ1cm男は無事に射精をしたようなのだが、サオリさんはまったく気持ちが良いわけではなく、この男と解散した後にオナニーをしたのであった。
Text/中川淳一郎
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