チンコが痛くなった時期がある。梅毒など性病というわけではない。赤く変色し、その部分が痛むのである。原因はすぐに分かった。金属疲労、いや勤続疲労である。その頃は頻繁にエロをしており、ヘタすると1日8時間やることもあった。1分間のピストン運動が100回とし、総挿入時間が5時間だとした場合、合計30000回チンコがこすれた計算となる。
その最中は痛みに気付かないのだが、終わって帰路につく時、痛みを感じるのだ。初めてこの感覚を味わった時、性病になったかと心配になったのだが、風呂に入り熱いお湯で痛みが増幅したことから、物理的にアソコにダメージが加わったことが分かった。よく見ると赤くなっているのだ。
しばらくセックスをしないと赤みは引いていくのだが、黒っぽいかさぶた状の鱗のようなものが輪を作り、うっすらとシマシマ模様になるのが確認できる。相手の女性にそのことを伝えると「実は私もちょっと粘膜がこすれて少し痛くなったよー。でも気持ち良かったよー」と言った。
その最中は必死なのだが、なんだかんだいってセックスはかなり疲労がたまるもの。互いにぎっくり腰になることもあるだろうし、無理な体位にチャレンジして捻挫したりすることもあるだろう。
セックスの世界大会では、これらを競う
そうしたことから、「セックスの県大会」やら「世界大会」があったら好事家にとっては相当な興味関心を呼ぶのではなかろうか。アホな妄想になってくるのだが、各代表が以下の競技に挑む。
・2時間耐久勝負(2時間挿入し続け、その間に何回ピストン運動をしたかの勝負)
・興奮度勝負(2人の行為を10人の審査員に20分間見てもらい、腕につけた血圧計で脈拍の上昇度合いを測定する)
・アクロバティック勝負(もっともクリエイティブな体位をした「芸術点」で勝負。体位から体位の「スムーズな流れ」も採点の対象)
・早漏対決(これは早ければ早いほど良い、というもので「2秒」なんて記録さえあり得る)
・回復力対決(一度射精をした後、何分後に勃起が回復し、再度射精できるかの勝負)
・イカせ力スピード対決(どんな技を使ってもいいが、10人の男を誰が一番早くイカせるかの勝負)
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