ガシマンって本当に悪なんでしょうか?この連載が始まって約10年ですが、ネタ探しのために普段からSNSやネット記事をチェックしています。その中でずっと気になっている言葉があるんです。それは「ガシマンは悪」「ガシマンする奴は女を分かってない」「ガシマン最低!」というもの。
ガシマン(またはガシガシ手マン)とは、腟に指を挿入して愛撫する手マンの一種。指を素早く力強く出し入れする手マンや、指を挿入したまま手を固定して腟のお腹側への圧迫刺激を繰り返す手マンなどが、手や指を「ガシガシ」と動かしているように見えることから「ガシマン」と呼ばれています。ややパワーのある手マンは総じて「ガシマン」と呼ばれているように感じるのですが、ガシマンって本当に悪なんでしょうか?
そりゃあ確かに絶対的に悪いガシマンもありますよね。されている本人が痛いと言っているとか、粘膜が切れて血が出るような強さで動かすとか、潮を尿道から強制的に絞りだすような手マンは絶対に悪いガシマンです。手マンの強さを0から10で表した場合、9以上は絶対的に悪いガシマンだとしましょう。ちなみに、私の経験上ではここまでのガシマンをやる人はごくごくわずかです。
手マンにうるさい女としては…
一方で、SNSなどでよく拡散されている手マンのお手本動画やイラストは、軒並み超ーーソフトでスピードもゆーーっくり。数値で表すと1か2程度。オブラートも破れなさそうな繊細な手マンです。「女性の腟は傷つきやすいからこれくらいがちょうどいいんです」というような説明も添えられ、そこへ「そうだそうだ!これより強い手マンは悪だ!」とコメントがついていたりします。そういった投稿を見ていると、繊細手マンだけが正解で、それ以上はガシマン扱いになっている気がするんですよね。
手マンにうるさい女としては、それは良くない傾向です。だって1や2の繊細手マンじゃイケないんだもの……。いや、繊細手マンでイケる人もいますよ。感じ方は人それぞれですから。それに繊細手マンはクンニと同時なら最高のコンビネーションです。しかし、手マン単体で考えるとちょっと物足りないんですよね。何も私の好みだけでガシマンを擁護しているわけではありません。女性の腟周りの構造から考えると繊細すぎる手マンだとパワー不足になるのでは?と感じているんです。
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