言葉のやりとりはやめておこう

彼氏から「今日もセックスしたい」と求められ、「昨日もしたじゃん、今日はカンベンしてよ」と思ったとしましょう。逆に自分が「(セックス)したいな」と可愛くおねだりしたにも関わらず、「昨日もしただろう、今日はカンベンしてくれ」的な態度をとられたとしましょう。このままではケンアクな雰囲気にもなりかねません。なので、言葉でのやりとりはここでストップしましょう。

言葉でのやりとりの代わりに登場させるのが「ジャンケン」です。「じゃあ、ジャンケンで決めようか」と、完全に運任せの勝負を提案しましょう。

これが「腕相撲」だと、どうしてもチカラが強い男性有利になってしまいます。「オセロ」だと、時間がかかってしまい白けるでしょう。そう思うとジャンケンって、男女平等の時短で勝敗がつく素晴らしい方法なのです。だからこそ秋元康氏も、AKB48ジャンケン大会を思いついたのでしょう。

「ジャンケンで負けたからしゃーない」と思える

ジャンケンの良いところは、潔さをもって結果を受け入れられることです。相手に対してフシギと怒りが沸かないのが、ジャンケンは完全なる運任せの勝負だからということなのでしょう。

「昨日もしたけど、ジャンケンで負けたからしゃーない」「今夜もしたいけど、ジャンケンで負けたからしゃーない」と、自分の感情に落としどころをつけるには最適です。それは彼氏側とて同じはず。「今日もしたかったが、ジャンケンで負けたからしゃーない」「今夜はそういう気分じゃないけど、ジャンケンで負けたから頑張ってみるか!」と思えるでしょう。

唯一の注意点は、「後出し」でモメることくらいでしょうか。それさえ無ければ、健全に……しかも毎回違う結論に辿り着くことができます。是非、導入をご検討ください。

Text/菊池美佳子