本当はセックスするのが一番だけど…

ホントはオナニーのオカズではなく、実際にセックスしてみるのが1番です。なんてったって女性には、「セックスすると好きになっちゃう」という初期設定がカスタマイズされていますので。

セックスすると好きになっちゃう現象は、認知的不協和によるものです。「私は何故〇〇君とセックスしちゃったのだろう?」「セックスは望まぬ妊娠や性感染症などハイリスクな行為なのに私ったら何故?」「それは私が〇〇君を好きだからセックスしちゃったのね」……これが認知的不協和のメカニズム! カンタンに言うと辻褄合わせってことになりますな。

認知的不協和に則れば、ピンと来ない相手でもセックスすれば好きになることが可能です。が、しかし……。セックスするには、会う必要があります。その時間を作ることに躊躇しているわけですから、「会ってセックス」は解決方法とは言えません。そこで、オナニーなのです。

ポイントは「オカズ」です

オナニー法はいつも通りでOK。電マだろうとバイブだろうと足ピンだろうと、自分がイキやすいやり方で行なってください。ポイントは「オカズ」です。普段は女性向けAVやアダルトコミック、もしくはお気に入りのシチュエーションを妄想している人も、今回は「イイ人なんだけどピンと来ない対象男性」とのセックスをオカズとして思い浮かべてください。

意外とコーフンし、最後まできっちりイクことができれば、もう1回くらいは会ってみる価値アリと言えるでしょう。逆に、どーにもこーにもオーガズムに到達しない場合は、お相手を異性として認識できていない証し! 

さあ、いますぐ電マを取り出してオナニーをしましょう。ミカコちゃんが思うに、普段イイ人がセックスでめちゃ豹変するって、オカズとしてけっこうなコーフン材料になると思いますよ。ギャップ萌えって言葉もあるくらいですから。

Text/菊池美佳子