③先生との相性

婦人科選びで私にとって大事なのは、先生との相性です。他の診療科だとあまり気にならないのに、婦人科だとデリカシーのない先生に出会ってしまった時にとても気になってしまうんですよね。

こんな先生もいました。緊急避妊薬を処方してもらうためにネットで調べて受診したら「は?緊急避妊薬?次からはうちでは出さないから別の所に行って。今後はピル飲みなさい、ピルを!出しとくからね」と勝手に処方されそうに……。ピルを悪く言うつもりはありませんが、飲むかどうかは私が選ぶことですよね。

また別のクリニックでは、他の患者さんに「年も年なんだからさぁ」「そんなことも知らないの?」と何度も言っているのが丸聞こえで即チェンジ。

ネットの口コミである程度選ぶこともできますよね。私のかかりつけのクリニックは「先生が話を遮って最後まで聞いてくれない」といくつも書き込みがあり評判が良くないのですが、それでも患者さんの数は多いです。そして、私にとっても相談したことを要点をまとめて手短に説明してくれる良い先生なんですよね。きっと、話をじっくり聞いてもらって安心したいタイプの人は先生との相性が合わないんだろうなと思いました。

婦人科はデリケートな部分を間近で見られる緊張感があったり、部位の名前が分からず症状を説明しにくかったりと、他の診療科よりも受診のハードルが高く感じるかもしれませんが、生理学的に女性の体を持っている以上、何か変だと思った時には早めに医師に診てもらった方がいいですし、性行為をしている以上、性感染症のチェックは必須です。

まだ婦人科を受診したことがない人は、ひとまず性感染症のチェックから行ってみるのもいいかもしれません。そうすれば、何か不調を感じた時に受診するハードルが下がるんじゃないでしょうか。

Text/BETSY

初出:2022.11.10