カレーが美味いハプニングバーがあると聞き、酔った勢いで行ってみた

今年の夏のわたしのビッグイベントは、なんといってもサマーキャンプでした。川で遊んだり、鱒の掴み取りをしたり、友達らとみなでワイワイとカレーを作ったり。夜は大浴場に入り、そしてキャンプファイヤーで盛り上がる一泊二日……に息子がひとりで参加するサマーキャンプ!

今夏、5歳の息子が保育園で企画されるお泊りキャンプへと単身で参加することになったのです。子が外泊=母は丸一晩、自由。翌日のお昼頃に帰ってくるまで、完全にフリーダムッ! せっかくのこの機会になにをするべきか。さんざ考えた末に、友人知人らがやっている飲み屋をハシゴして回ることに決めました。

息子がいない間にハシゴ酒スタート!

まずは新宿二丁目からスタートし、相席した客に「ほら、ババアの振袖~!」と、二の腕(引き締まっていて、実際は振袖肉などはない)を見せびらかれるなど、楽しい時間を過ごした後、二軒目に寄った四谷荒木町のバーでテキーラをイッキすることになり、すっかりご機嫌に。日付が変わった後、三軒目で新宿ゴールデン街の友人の店に顔を出した頃にはベロベロで、何をしゃべったかはあまり記憶にありません。ただ、ボチボチ帰ろうかなというタイミングで、カウンター席に座っていた男性客が言ったのです。「近くにある〇〇ってハプバー、カレーがめちゃくちゃ美味いって噂ありますよね」と。

世の中でもっとも魅力的な冠言葉のひとつである“カレーが美味い”。カレーが美味いという評判のある店には、行列覚悟であれ、遠方であれ、わざわざ足を運んでみたいと思う人も多いと思います。わたしもそのひとりですが、行列店や遠方の店よりも、断然ハプバーのほうが、一般的には敷居が高い。「選ばれし者しか食べれないカレー」といっても過言ではないハプニングバーのカレー。そんなもん、食べてみたいに決まってるだろ!
しかも時刻は深夜2時の、一番お腹が空く時間。シラフであれば「こんな時間にカレーなんて」という理性が働きますが、そんなものはとうにぶっ飛んでいる。というわけで四軒目“カレーが美味いハプニングバー”にハシゴすることにしたのです。

カレーが美味いハプニングバーに行ってみた

今年の初夏頃、渋谷の某大型ハプニングバーが摘発されたこともあり、そのハプニングバーに辿りつくまでは、そこそこのハードルが設けされておりました。が、千鳥足ながらもクリアして無事に到着。もちろん女性は入場無料です。美味いカレーがタダで食べられるって、本当にいいの!?と嬉々として入店。ヤリ部屋がひとつとさほど広くはない歓談スペースのある小箱ながら、ビュッフェコーナーは異様に充実していて、噂のカレーはもちろん、豚の生姜焼きやサラダ、デザート類などもあるではないか。