メディアに登場する「恋愛・セックスのプロ」みたいな女性・近藤さんと2回セックスをしたことがある。彼女は識者として恋愛・セックスに対して助言をするほか、恋人同士の関係性などについても助言をする。
よくあるじゃないですか。「最近セックスがマンネリ気味なんだけどどうすればいいでしょうか?」みたいな質問に対し「窓にスモークの貼られた車の中でセックスをし、平然と歩く人々を見ながら背徳感を抱きながらやると燃えます」みたいな回答をする人物だ。
どこで出会ったのだかは覚えていないのだが、彼女とは時々サシで飲むようになっていた。僕が34歳で彼女は35歳だった。年上ということもあり、「ニノミヤさん、あなたもっと女心を理解した方がいいわよ。あちらからあなたを誘っている仕草とか見抜かないとダメなのよ」などと姉御風に僕に助言をくれた。
「今の近藤さんのその発言はそういうことなんですか? 誘ってくれているんですか? 僕はモテたことがないのでよく分からないんです」と伝えると「う~ん、ちょっと考えておくわ。とりあえず、次また会ったときにどうするか決めましょう」と言い、この日はお開きになった。
家に帰ると、近藤さんの百戦錬磨風の日々の発言と、セックス好きを公言している様から彼女を好きかどうかは分からないものの「これは一度お手合わせしてもらいたい」と考えるようになった。そして、断られることも覚悟のうえで彼女をホテルに誘うことにした。
近藤さんの意外すぎる反応
そして2週間後に新宿・歌舞伎町のラブホテルへ行くことになったのだが、ホテルに僕がズンズンと入ると「えっ、ニノミヤさん、本当に行くの?」と言う。「はい、行きますよ」「えっ? 何か汗かいてきた。ちょっと恥ずかしいね」「いや、もうここまで来たら平常心でいてください」といった会話になる。
この段階で僕はギンギンに勃起しており、早く全裸になり、近藤さんの性技を堪能したかった。当然、こちらもこれまで培った性技は存分に駆使しなくてはならないだろう。部屋に入り、彼女に抱きついたが「えっ、えっ、本当に? 本当に?」とドギマギしている。
一体どういうことなのだろうか。これは自分から積極的にいかなくてはならないと考え、僕は一気に全裸になり、ベッドに腰をかけ「近藤さん、こっち来てください」と言うも彼女は「本当に、マジ? えっ、どうしよう」と続ける。
この人はもしかして本当はエロい人ではなく、実は経験も少ないのでは? といった感覚を抱くようになった。そのため、まずは僕が積極的に動くことにした。彼女のアソコを舌でレロレロし、中指を入れると「ちょっと、恥ずかしい。クサいでしょ?」と言う。「全然クサくないですよ。きれいですよ」と伝えた。そして彼女は常に腹を手で隠している。「いや、私ね、けっこうぽっちゃりしているので恥ずかしいの」と言う。
これに対しても「全然気にしません」と伝えたのだが、終始このような感じだった。フェラチオに関しても、先っぽを少し口に含み、手を動かすだけで口を最大限に利用するものではなかった。要するに彼女はフェラが嫌いなのだろう。
その後もあまり盛り上がるセックスにはならなかったのだが、普段の彼女の発言は「性のプロ」といったものだと思うので、まだ本気を出していないだけだと解釈することにした。結局この日は2回気の乗らないセックスをしたのだが、次回の約束も取り付けた。
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