前戯スルーセックスが定着するのはいつセックスをしているかが原因?/Betsy

前戯をスルーする人が意外と多い

前回は、股間の正しい洗い方があまり一般的に知られておらず、私の友人が間違った方法で洗っていることを知ってめちゃくちゃ驚いた話をしました。最近もうひとつ驚いたことがあります。それは、前戯をしてもらえない人も想像していたより多そうだということ。パートナーとのセックスで前戯をスルーされている人に立て続けに遭遇したんです。

前戯なしのセックスが悪いとは思っていません。キスだけで「挿入カモーン!」となるタイプの女性もいますし、たまには「前戯なんてしゃらくせぇ!」という気分になることもあります。でも、本当は前戯をしてから挿入するセックスがしたいのに、いつも前戯をすっとばされるのは大問題ですよね。友人の場合は、まだほとんど濡れていない状態の腟にねじこまれているそうで、それでも徐々に濡れてくるから「まあいいか」となっているそうです。当然、心も体も挿入準備ができていないわけなので、男性だけが満足して終わるみたいなんですよね。聞いているだけでも辛いです。

これまでにも「パートナーが前戯をしてくれない」または「前戯が短すぎる」というお便りをたくさんいただいていて、男性が前戯をしない理由や、セックスに前戯が必要な理由についてお話ししてきたのでここでは触れませんが、前戯スルーのセックスが定着してしまう理由について今回はお話ししようと思います。

前戯スルーセックスが定着する理由

付き合いたての時にはちゃんと前戯していたはずなのに、だんだん前戯が省略され、いつの間にか前戯なしで挿入するセックスが定番化してしまう理由は、セックスするタイミングに問題があるのではないかと思っています。パートナーやセフレとのセックスが前戯スルーになるのは、いつも【寝る寸前のセックス】、または【寝起きセックス】にセックスしている人に多い気がするんですよね。

寝る寸前のセックスは、お風呂に入って歯も磨いてパジャマを着て、ベッドに入ったタイミングで始まりますよね。大体、このタイミングでセックスすること自体「イチャイチャしてムード作るの面倒だけど一緒にベッドに入るならその時キスしちゃえばセックスの合図っしょ」「終わったらティッシュでササッと拭いてとっとと寝ちゃお?」って気持ちの現れだと思うんですよね。寝起きセックスも同じ。「朝勃ちついでに挿れちゃお?」が前提にあると思うんです。だから、セックスを丁寧にする気もなければ、一緒に気持ちよくなる努力をする気もなさそうです。寝る寸前セックスも寝起きセックスもたまにするなら新鮮ですが、定番化してしまうと、前戯が次第に省略されて体位もお決まりのものばかりになってしまうのではないでしょうか。