私が動くプランを提案する

たとえば、セックスしたい意思はお互いにあるけど、セックスによる疲労が次の日の仕事に影響することを男性が心配して「やっぱり次回に……」とセックスが延期になる時がありませんか。前戯をフェアに行ったとしても、男性にとっては上に乗って自分の体重を支えながら腰を振り続ける挿入時間はかなりの体力を使います。だからセックスが延期されてしまうのはしかたないですよね。でも、もしもここで「じゃあ今日は私が動くよ」と、騎乗位と座位のみの挿入プランを提案したら、セックスできる可能性は上がりそうですよね。女性が正常位や寝バックなどの受け身の体位で、ただただ楽チンに気持ちよくなる気分を、たまには男性にも味わってもらうのもいいんじゃないでしょうか。私は実際に騎乗位と座位をフル活用して、セックス回数を増やしていますが、たぶん1.5倍くらいにはチャンスが増えていると思います。

騎乗位と座位だけではさすがに疲れてしまう女性もいるかもしれませんが、ふたりが交互に動くように体位替えを工夫したり、その日の体力によって動く配分を変えたりと、お互いをケアし合う体位構成を一緒に考えることは大事ですよね。騎乗位や座位で「苦手だから」「動くのが下手だから」とすぐに止めて下から動いてもらおうとせず、とにかく下手でも何でもいいから動いてみるのも必要なんじゃないかなと思っています。

Text/Betsy