「もし私だったら」
そんなわけで、今回のテーマは「パートナーに言ってないこと、夫婦の秘密」だ。
アサシン嬢のメールには「私はプチ整形(レーザーでリフトアップ)をして、自分では効果を実感してるんですが、夫はまるで気づいてません」とあったので「そのレーザーについてkwsk」と返信した。
我が夫は新垣結衣と長澤まさみの区別もつかないほど、女の顔に興味がないので、妻が石原さとみに整形しても気づかないんじゃないか。
そんな夫に言ってないこと…これといって特にない。私はソシャゲに課金もしてないし、バレたら困るような趣味もない。我ながらミステリアスに欠ける人間だ。
アサシン嬢は「女友達はホスト通いを夫に秘密にしてます」と書いていたが、私はホストクラブも行ったことがない。私の好みのタイプはラオウで、ラオウはホストクラブで働いてなさそうだからだ。
北斗の拳のメンバーが「世紀末へようこそ、ジュリエット!」と迎えてくれる「拳王」という店があったら、喜んで秘孔を突かれに行くだろう。モヒカン&トゲパットたちにシャンパンコールもされてみたい。
うっかりシャンパングラスを割ってしまったら、ハート様が「ち…血~いてえよ~!!」と逆上するだろう。そこへケンシロウが現われて、北斗柔破斬を炸裂させて守ってくれる。私はラオウを指名してるのに、ケンシロウにも惹かれてしまう。どうしよう、2人は兄弟なのに…でも、どっちか1人なんて選べないよ…!
妄想で字数が尽きてしまいそうなので、知り合いから聞いた話を書こうと思う。
その知り合いの知人の女性(40代後半)は、夫に隠れて10年以上ピルを飲み続けていたんだとか。夫は子どもを望んでいたが、本人は絶対に子どもが欲しくなかったらしい。
その話を聞いて「よくバレなかったな」と思った。ピルをコーラックのケースに詰め替えたのか、もしくは梅ミンツか。
夫の方も「何が何でも子どもが欲しい」というわけじゃなく、「自然にできなければしかたない、夫婦で仲良く暮らしていこう」という考えだったそうだ。
正論を言えば「夫を騙すなんてひどい」「ちゃんと夫婦で話し合うべき」だが、その女性の気持ちもわかる気がする。黙っていれば「自然にできなければしかたない」ですんだのに、正直に話すことで夫婦の間に溝ができたり、夫が離れてしまったらどうしよう…と怖かったのだろう。
とはいえ、自分は子どもが欲しいのに夫が隠れてパイプカットしていたら「そりゃねえぜ」「欲しくないなら、正直にそう話してくれよ」と思うだろう。
私も子どもは欲しくない派だが、もし私がその女性だったら、隠れてピルを飲み続ける罪悪感に耐えられない。あと雑な性格なので、梅ミンツとピルが混ざって「どっちやったっけ?」となりそうだ。
なので夫に正直に話して、「いかに自分が子育てに向いてないか」を全力でプレゼンすると思う。
これはあくまで「もし私だったら」という話だ。夫婦にはそれぞれ事情があって、他人が「正しい」「正しくない」とジャッジすることはできないだろう。