懐が深い俺ってスーパージェントルマンだぜ!

メンヘラ女は、男性にとって敬遠すべき存在です。なぜって、ちょっと既読をつけるのが遅れただけで、「もしかして誰か女の子と一緒にいるのかな」と追撃LINEで大騒ぎ。デート中も、「私のこと好き?」「どこが好き?」「どれくらい好き?」と面倒な質問責め。セックスでは、「もしデキちゃったらどうする?」「ナマでもいいよ」「中に出して」など悪魔の囁きがオンパレード。ほか、ありとあらゆるシチュエーションで、もう死ぬ発言だのリストカットだのが付きまといますからね。

だからといって、大半の男性が敬遠するメンヘラ女を「ライバルが少ないから落としやすいし、すぐヤレる」と思っているわけではないのです、ぴえん反応男性たちは。そうではなく、メンヘラ女にも優しい俺って、なんとまぁ懐が深いのだろうと、陶酔したいのでしょう。

そもそも男性は、オチのない話を聞くのが不得手な人が多いです。結論を出すためだったらいくらでも話を聞くが、アドバイス不要でただ話を聞くという役割はご遠慮したいって説は有名ですよね。だからこそ、大半の男性が苦手とする「アドバイス不要の聞き役」を引き受けようとする俺って、なんとまぁ懐が深いのだろうと、陶酔したいのでしょう。

とはいえ、「あわよくば一発ヤレたらラッキーくらいに思っているのでは?」と、勘繰りたくなるかもしれませんね。逆ですよ、逆。話を聞くことに徹し、手を出さず帰ってきた自分にも陶酔したいのです。メンヘラ女を受け入れ、話を聞き、手を出さずに帰宅した俺ってスーパージェントルマンだぜ、イエイ! 性欲はオナニーで発散するからお構いなく、ってやつですよ。

ウィ○ペディアによると「ぴえん」は、「深刻さは伴わない」とのこと。つまり、ぴえん投稿女性の大半は、話を聞いてほしいわけではなく、投稿により自己完結できているはずなんですよね。よって、ぴえん投稿に「どしたん?話聞こうか」と絡まれても、「そういうのいいから」が本音かと。なので、「お気持ちだけでじゅうぶんです、ぴえん」でサクッと〆ましょう。

Text/菊池美佳子

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