そんななか、イチハラヒロコさんの「恋みくじ」を引きにいってみたら、テンパッて振りすぎたせいか棒が2本も出て来て、その結果「速度を落とせ」という結果をもらい、そこらへんの占いよりよっぽど信憑性が高くて感動しました。
この日唯一感動したかもしれません。
ヒルズとは違い、作品と人の距離感がちょうど良いミッドタウンの展示を一通り観終えたあとは、ネット上で今、誰もが絶賛しているデザイン「あ」展へ…。
行こうと思っていたのですが、あまりの行列にたるくなり、取材のくせに中座してお酒を飲みに行ってしまってすみませんでした。
しかし、行列に並ぶ人も、中で展示を楽しむ人も皆、なにもピンと来なくても「良かったよ」と乗っかりそうな、何とも言えない羊っぽさが漂っており、ここでも日本人の性質が…とかネガティブな感想を抱きかけましたが、単におしゃれ過ぎて褒める以外のリアクションが出来なかったパターンの可能性もあります。
(チラリと覗き見た印象だけでこんなこと言ってごめんね♡)
最後は、新国立美術館で行われていた「アンデパンダン展」へ。
ヒルズやミッドタウンの展示とは違い、こちらは完全素人の公募展なので、作家の自己顕示欲がより剥き出しになっており、タイトルだけでも「老いた漁師の回想」「盗聴権力犯罪を裁く」等と強烈。
あまりのパワーにものすごく消耗させられ、イスから動けなくなってしまった……。