アンジェリーナ・ジョリーの“女の武器”とは
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アイラの目から滲む涙が、アンジェリーナ・ジョリー監督の涙でもある。
名実ともにトップの女優が「監督業もやってみようかしら」と軽く手を出すような余裕なんて、この映画には一切感じられないのです。
多くの女性が戦争で直面する問題に対し、切実に訴えかけてくる。アイラの強さはアンジェリーナ・ジョリーの強さでもある。
それぞれ、絵画と映画の存在は“表現者”の立場においてなんら変わりないと思います。なぜなら、表現で世界に訴えかける彼女らにとって、作品こそが“女の武器”なのでしょうから。
8月10日(土)新宿ピカデリー他全国ロードショー
監督・脚本:アンジェリーナ・ジョリー
キャスト:レイド・セルベッジア、ザーナ・マリアノヴィッチ、ゴラン・コスティック 他
配給:彩プロ
原題:In the Land of Blood & Honey /2011年/アメリカ映画/127分/ R-15
URL:映画『最愛の大地』公式サイト
Text/たけうちんぐ