あっという間に12月に突入し、街も気づけばクリスマスムードが漂いつつあります。
彼氏がいる人はクリスマスにはデートしたりプレゼントを考えたりと忙しいかもしれませんし、彼氏がいない人も、どうしたら寂しくないか、頭を抱えているかもしれません。
どんな過ごし方をするかはあなたの自由ですが、どちらにせよ幸せなイベントにするために欠かせない、ある1つの考え方が大切です。
それは“こうあるべき”というフォーマットになぞらえた理想論から一旦離れるという勇気です。
どんなステキなデートも、みじめだと思う過ごし方も、実はこの理想論が関係しています。心に張り付いている女らしい発想。ちょっとだけ向き合ってみませんか。
なぜ理想のクリスマスを求めてしまうのか
そもそもクリスマスに一人ぼっち……というのは、なぜ寂しいと思うのでしょう。
「特別な日に一人で暇にしているって、寂しい奴じゃん!」という声が聞こえてきそうですが、土日だろうが振替休日だろうが、24日だって25日だって、ただの1日には変わりありません。普段一人で過ごしていても、とくだん寂しいなんて思いませんよね。
ただその日に特別な意味をつけ、そして特別な行為をすべきと思いこんでいるのは、私たちニンゲンの都合なのです。
またこうあるべきと思いこむと、頭の中の理想を基準にしてしまい、現実の楽しさや幸せに目が向けられにくくなります。
たとえばクリスマスは彼氏とイルミネーションを見て、アクセサリーをもらって、その後お家に移動して……と妄想していたとします。
でも実際は彼氏と会ってご飯を食べて解散になってしまうと、本当は会えただけで感じられたはずの幸せが、叶わなかった“理想の過ごし方”に目がいき、不満が残ってしまいます。
「クリスマスはこう過ごしたい」という夢をみる前に、クリスマスはこうあるべきという思い込みにとらわれていると、実はいつまでたっても何をしても、自分を満たしてくれるエネルギーには変わらないのです。
同様に、「寂しいのなんて嫌だから、なんとか予定を入れよう!」と考え、友達同士で飲みに行ったりする人もけっこういると思います。実は筆者も5年くらい前、そういう過ごし方をしたことがあります。
でもこれだって、“クリスマスらしい過ごし方ができない自分”という思い込みがベースにあるので、やっぱりその瞬間の楽しさを100%感じるのは難しくなっていきます。
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