世の中の大多数を占めるドリカム層『ドリカム層とモテない系』

ドリカム層とモテない系 能町みね子 ブックマン社 By lotzmana

 本書でいうドリカム層とは、ドリカムファンの女の子ではなく、ずばり「ふつうの女の子」のこと。著者は「ふつうの女子」とは、「なんとなくドリカムが好きそうな女子」であり「モテ系とモテない系の間を薄く広く覆うような形で、こんな女子が大量に生息していると私は思うのです」と綴っています。

 「ふつうの女の子」というと特徴を描くのがとても難しそうですが、著者の見解は以下。

まずはビジュアルについて。髪型は染めても茶色まででボブかセミロング。メイクは薄く、服の色はパステルカラーか茶色系、モノトーン。ファッションはオフィスカジュアルと呼ばれるスタイルが主流……などなど詳細に説明。そのほか、ドリカム層の性質や男性からの印象、モテ系、モテない系との相関関係などについても「偏見モリモリ」で書き連ねています。

 これを読んで共感できた人は、もしかしてモテない系かも?!

ドリカム層とモテない系 能町みね子 ブックマン社

書名:『ドリカム層とモテない系』
著者:能町みね子
発行:ブックマン社
価格:¥1,260(税込)

Text/Yuuko Ujiie