例えば合コンの日、「別に彼氏とかほしいわけじゃないし~、いつも通りの恰好で行くよね~」と言っていたはずの友達が、ばっちりメイクに明らかに新調した服。バリバリに男性を意識した姿で現れて唖然とした経験はありませんか?
さらには、普段はサバサバしていてマイペースな癖に、おしぼりを配りサラダを取り分け、家庭的な姿をアピール。男性からは「気がきくね~」なんて言われて注目を集めています。
そのときのあなたの心のなかは「裏切られた」という気持ちでいっぱいになっているはず。
ナレーターコンパニオンの経験を持ち、女社会の難しさを自らの身を持って体験してきた著者の美藤いづみさんは、このような状況に陥ったときの対処法について「笑顔で交わすこと」だと指南しています。ときには相手の態度を褒め称えてあげるのもテクニック。それによって相手に「この女にはかなわないわ……」という「恐怖に近い負け感」をくらわすことができるのだとか。
ほかにも、友達が恋人と破局しそうなときに心配そうなふりをして目の奥が輝いている女性。気分によって態度がコロコロと変わる女。見た目はおとなしそうで弱そうに見えるから男性受けがいい、でも実は我が強く女友達を振りまわす奴! 裏切りやねたみ、ひがみ、ドロドロの屈折した感情が後を絶たない女社会! 例を読んで「あるある! いるいる!」と何度も頷きながらも、同時にあのときの怒りがわいてきたというあなた必見!
「女友達の、後輩の、先輩の、あの態度! きぃぃ~! あの女~」というやり場のかい怒りをスカッとさせ今後の対処法まで学べる一冊です。
書名:『女子が書いた 女子のための 女子のトリセツ』
著者:美藤いづみ
発行:すばる舎
価格:¥1,365(税込)
Text/Yuuko Ujiie