人生は自分の絶対評価の連続

結婚や転職、引越しなど、人生における大きな決断をするときは、今までの経験が判断材料になります。
彼と付き合って1年ということであれば、きっと今まで小さな決断をしなくてはならないタイミングや些細なことが原因で喧嘩したときに、彼と話し合ったことの一度や二度は必ずあるはずです。
そういった経験の中で、彼はどうでしたか?
どんな思考パターンで、どういう行動をして、最終的にはきちんと約束を守ってくれる人だったのか、思い出してみてください。
もし、彼がなんでもかんでも決断を他人に委ねるような人だったり、一度決めたことを後悔してばかりいるような人だったり、有言不実行な人だったりしたのなら、結婚や同棲を始める前に一度立ち止まって考えるべきだと思います。
でも、そうではなく、時間がかかったとしてもきちんと納得のできる決断をし、言葉と行動が伴っていて、約束を守ってくれる男性なのであれば、ただ単にミスコミュニケーションが起きているだけの状況なので、あなたと彼が意思疎通をしっかり行って、お互いの歩幅を合わせれば大丈夫です。

そもそも、なぜあなたはそんなにも焦っているのでしょうか?
あなたは“早く”結婚したいのか、それとも“彼と”結婚したいのか、どちらですか?
わたしが抱いた印象ですが、“彼と”結婚したいという気持ちが根底にあるのはもちろんでしょうが、“早く”結婚したいという気持ちが先にきてしまっているように感じます。
世間一般的に結婚適齢期に入ったという印象を持たれがちな年齢、意識せずとも耳に入ってくる周囲の友人たちの結婚ラッシュ情報、煮え切らないと感じてしまう彼の態度、結婚を楽しみにしてくれている親の存在、きっといろんなことが要因になっているのかもしれませんね。
でも、結婚は誰かと比べるものでも、誰かのためにするものでもないのです。

結婚に限ったことではないですが、人生は自分自身の中の絶対評価の連続です。
何事も、自分より先に進んでいる人や上に位置する人と比べて妬み嫉みの感情が生まれるのも、自分より後ろを歩いている人や下に位置する人と比べて悦に入るのも、とてもくだらないとわたしは思います。
自分の人生は自分だけのものなのですから、どんな人生が自分にとって幸せだと思えるのか、その幸せのためには誰と何が必要なのか、自分自身で決めなくてはいけません。
あなたにとっての幸せな人生を想像したときに、“今の彼との結婚”が必須イベントなのであれば、“彼と”結婚したいという絶対的な気持ちが“早く”結婚したいという相対的な気持ちに追い越されないように気をつけましょう。