山田玲司さんの大人気AM連載の書籍化を記念してお送りする、はあちゅうさんとの対談レポート第5弾!
今回は「セフレ」について、お二人それぞれの考えをお話いただきました。
過去の記事はこちら↓
第1回「あなたはドラクエの洞窟に入れますか?ろくでなし40代との恋愛」
第2回「今の自分の人生に100億円分の価値はある?」
第3回「男性は本音を出すのが遅すぎる!仮面ヒーローになりたい彼ら」
第4回「安定したいか、それとも激動の人生を歩みたいか」
セフレも恋愛の一つの形
――最後の質問です。「好きなのにセフレになってしまった」という悩みを抱えるAM読者は非常に多いです。山田さんは、付き合うこととセフレの違いを「分かち合う幸せがあるかどうか」っておっしゃってましたね。
はあちゅうさんにも、付き合うことと、セフレの違いもお聞きしたいです。
はあちゅう:セフレって利害関係の一致はしていますけれど、一時しのぎで感情は伴ってないと、お互いわかってるはずですよね。
私は、それなのに「傷つく」と言っている女性がよく分かりません。
山田:自分で選んでるわけだからね。
はあちゅう:そうです。
それに、セフレであることを受け入れて先に進むべきなんじゃないかなって思っちゃいますね。
これは、女性の無駄な悪あがきってことなのかも。
山田:セフレでもいいって思ったことある?
はあちゅう:思ったことはありますけれど、セフレをしていたら、執着心が生まれて昇格したいって思っちゃいますよね。私は「昇格」フェチかもしれません。働く女だったら「ここから上がりたい!」って思うんじゃないですかね。
だから、苦しさも楽しめる人じゃないとダメですよね。セフレなのを踏まえたうえで楽しめないと、続けられないと思います。
山田:そこだね。M気質がないと無理だよね。
はあちゅう:そうですね。
山田さんは、どうして女性はセフレをつくってしまうんだと思いますか?
山田:人肌問題でしょ!
人肌なくて死にそうになってるのに、条件とか、色んなことを頭で考え過ぎちゃって手をつなぐことすらできなくなっちゃってるんだよ。だけど、人肌は感じたい。そこをどう補うかっていうことで、セフレっていう歪なカタチでそれを回収しようとしてるんじゃないかな。
こないだのニコ生で、東村アキコとどんな瞬間にキュンとするかって話をしていたんだよ。彼女は、頭ぽんぽんされたり、ガッと手を握られてその手をポケットにズボッっと入れられるのがキュンとするらしいのね。でも、それって、日常には「ふれあい」が必要だってことだよね。
はあちゅう:わかります!
山田:「手を握る」とか、「頭ぽんぽん」から遠ざかっているってことが、そもそも問題だよなっていう話でさ。
サッカーとかバスケットボールのチームで、ボディタッチのコンタクトが多いチームほど強いっていうデータがあってさ。汗だくの男どもがやたら抱き合うじゃん!嫌じゃん、気持ち悪いじゃん。ベッチャベチャじゃん(笑)。でも、それが人間にとって、大事なエネルギー補給の儀式みたいなところがあるんだよ。
だけれど、完璧なスペックの男を求めないといけないし、周りはセクハラ・パワハラだらけで敵だらけ。女性は完全武装しちゃってるでしょ。「常に女性専用車両」みたいな生き方をしていたら、どんどん人肌が遠ざかっていく。それをセフレで回収、みたいな。これはなんとも不自然な感じがする。
はあちゅう:私、セフレも恋愛と言っていいと思うんですよ。恋愛の一つの形だなと思っています。セフレだからって惨めになるのは、自分の意思次第ですよ。
あんまり心ではつながれない男の人との恋愛だと思っていればいい。セフレってレッテル貼って、自ら惨めになる選択をしなくても、こういう関係だって思っていればいいんです。
山田:AMの素敵ビッチさんみたいに、素敵な時間があればいいって割り切れるならいいよね。
でもね。『SEX AND THE CITY』に、「男がくれたエクスタシーの量は、その男への執着の量と一緒になる」みたいなセリフが出てくるんだよ。まさにその通りで、イカしてくれる男に女性は執着してしまう。だから、セフレは危ないんだよね。好きになっちゃう。
はあちゅう:もっともっとって求めちゃいますもんね。
山田:そこが男の思う壷で、お前はまだ研究生だからな、俺をもっと喜ばせろってなるんだよ。
はあちゅう:AKB48みたいな。
山田:そうそう。そこで「私頑張ります」って言わせたら、こっちのもん。「がんばろう」って気持ちを利用する男がいるっていうのは、頭に入れておいた方が安全かな。
はあちゅう:それがわかっている女の人は素敵ビッチになれるけれど、わかってないと、辛い思いしかしないですね。
山田:そうだよね。実は僕ね、恋愛関係の本は「娘たちよ、ここに気をつけたまえ」って思いながら書いてるんだよ。
はあちゅう:じゃあ、山田さんの本を読んだ方がいいですね!
山田:読んでもらえたら嬉しいね。
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