一人でできる仕事はない
でも冷静に考えたらどんな仕事も一人で完結することなんて無いんです。
必ず誰か他の人の仕事があって、成り立っています。
この連載も私が書くだけでできているのではなく、
担当の編集さんが原稿をチェックしてくださって、
連載を広報してくれる人がいて、
Webサイトの広告を取ってくれる営業さんがいて、
サーバーの管理や手続きをしてくれる人がいて、
その人達をサポートしてくれる人達がいて、送り出されています。
どの人達が欠けても成り立たないのです。
今入らせていただいているバーでも
掃除をしてくれる人、お酒を作ってくれる人だけでなく、
店内の設備の管理をしてくれる人、人の管理をしてくれる人、
宣伝をしてくれる人、仕入や在庫の管理をしてくれる人、
お金を計算してくれる人、
接客をヘルプしてくれる人が居て、
初めて曜日担当ママとしての私の仕事が活きてくるのです。
舞台でも企画を立ててくれる人、宣伝をしてくれる人、
客席や舞台設備のメンテナンスをしてくれる人、
スタッフの管理をしてくれる人、照明を当ててくれる人、音楽を流してくれる人、
音響を調整してくれる人が居て、初めて演者である私が活きてくるのです。
組織から離れてチームワークを知る
頭では分かっていたことですが、フリーランスになって、
よりそういった皆さんとのチームワークで仕事をしているんだ
という実感が湧いています。
そして良い成果をあげている人達は、そういったチームワークが
うまく機能している集団から出てきているということを学びました。
フリーランスになって、チームワークの尊さを知る。
今までも組織に属して働いていたんですが、
何処かに同じ組織同士の甘えや弛みがあったのかもしれません。
今学んでいることはいつか自分がチームを作る時に活きてくるように
思えます。40代の早いうちにこのことに切実に気付きたくて
会社を辞めたようにも感じる今日この頃です。
辛いことも多いですが、優しい方に恵まれて、なんとかよちよちと
フリーランス道を歩いている私です。
Text/肉乃小路ニクヨ
次回は <もっと大事なことがあるはずなのに…もはやどこを見ればいいのかわからないワイドショー>です。
チャンネルを回してみれば、どのワイドショーもトップニュースは、ずーっと同じ芸能問題。2017年末の大相撲の傷害事件は、政治・経済の大事なニュースを差し置いて特に長く取り上げられました。これからのテレビの未来とは?
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