ハネムーンサービス

ちょっと余談になりますが、航空会社やホテルを手配する時に、「ハネムーンなんですが、何かサービスはありますか?」と問い合わせると、何かしらのサービスをしてくれることがあるってご存知ですか?

この旅行のブッキングをした際にも、各航空会社とホテルに「新婚旅行です」とメールしておいたのですが、お陰で嬉しいサービスを受けることが出来ました。ドバイまでのエミレーツ航空の機内では、着陸ちょっと前に突然、照明が消え、天井にキラキラキラと星のような光が走り、CAさんたちがわらわら集まってきたかと思うと、お祝いの言葉とともに、シャンパンとホールのチョコレートケーキをプレゼントしてくれました。

後半に泊まったスリランカのホテルでは、ツインルームがスイートにグレードアップ。証明書も何も必要なく、事前に自己申告するだけなので、これから先、新婚旅行の予定のある人は、絶対に試してみたほうがいいです。

ちなみに誕生日や、子どもの誕生記念などでも、サービスをしてもらえることがあるそうです。なんらかのアニバーサリー旅行であれば、言うだけ言ってみるといいかもしれません。

最高の新婚旅行の初日

話を本筋に戻しますと、はるばるついたドバイのゴールドスークで、わたしたちは結婚指輪を購入しました。シンプルな金のリングで、値段はわたしのものが2万円くらい、夫のものは3万円ちょっとでした。結婚指輪の相場からするとかなり安いのですが、これで充分に満足なのです。

その代わり、夜はちょっと贅沢をして、砂漠のど真ん中にある屋外レストランでディナーをすることにしました。ラクダがいたり、鷲がいたり、ベリーダンスや、スカートを履いた男性がひたすらにくるくる回り続けるスーフィーダンスと呼ばれるショーを観ることができたりするレストランです。

ちょっと高かったですが(わたしの指輪代と同じくらい!)、イスラム文化圏であるドバイ市内で酒を飲もうとすると、観光客向けのお高い店に行くしかないのです。ならば、はるばる砂漠の真ん中で、夜空を仰ぎながらディナーをしたほうがメモリアル。

存分にディナーを楽しんだ帰りのこと。迎えのタクシーが来るまでに、30分くらいの待ち時間があったので、砂漠で遊ぶことになりました。日はどっぷりと暮れた後、ひんやりと冷えた砂をお互いにかけ合って遊びました。最高の、新婚旅行初日の夜です。これから2週間、夫とともに世界を旅できると思うと、嬉しくて仕方ありませんでした。