西野カナの主題歌「トリセツ」が映画を後押し
本作『ヒロイン失格』の主題歌は、西野カナの歌う「トリセツ」です。「男性になかなか理解してもらえない女性の内面、乙女心を『取り扱い説明書』になぞらえて描いた曲」と説明している通り、付き合いたての女の子が彼氏に向かって「私のこと大切にしてね」と甘えているような歌詞に仕上がっています。
ちなみにこの「トリセツ」は『ヒロイン失格』の脚本を読んだ上で作られた曲。映画を見てからこの曲を聴くと、桐谷美玲演じる松崎はとりがピュアに彼氏に甘える様が垣間見られます。まるで、好きな人に向かって話している姿が。
この曲には、当たり前のことだけど、恋愛経験の浅い男性には気付けなかったり、女性がしてほしいと願うことがたくさん詰まっています。共感するしないは別に、その一節を箇条書きにして今回のコラムは終わりとしましょう。
・急に不機嫌になることがある
・放っとくと怒る
・定期的に褒めよう
・小さな変化にも気づいてあげよう
・太ったとかは余計
・目移りしたら最初の頃を思い出そう
・何でも無い日のちょっとしたプレゼントは効果的
・手紙が一番嬉しい
・泣いてたらギュッと強く抱きしめてあげよう
・たまには旅行にも連れてくこと
・記念日にはオシャレなディナーに行くこと
・カッコよくエスコートすること
・全部受け止めること
ある程度の恋愛経験や深い見識を持っているとこういったピュアな事に関して反感を覚えることもあるでしょう。しかし、冷静に考えれば、誰もがそういう恋愛に憧れていた瞬間があったはずです。その原点を思い出させてくれる『ヒロイン失格』と主題歌「トリセツ」。
『ヒロイン失格』は若い女性だけでなく、性別や年代問わずお勧めの一本。楽しみながら恋愛経験値デトックスしてみてくださいね。