痛さを短歌で例えてみました

さきっぽさん(京都府)
エピソード:
 初体験は高校二年生のときでした。
彼の家で二人でテレビを見てたあと、なんとなく顔を見合わせていると
「チューしていい?」っと彼。
言わなくていいのに、もー! そこは黙って奪えっ(笑)。
初ちゅーをあげて、どきどきしながら待っていたら、まさかの、前戯もなしにいきなり下から。
完全に、童貞くんと処女の知識の無さで、痛いし分からんし怖いし最悪やった記憶があります。
で、その痛さを彼にもなんとか伝えられたらやめてくれるやろうと思ったので、必死に考えて生まれた発想がこの歌です。

例えればサッカーボールを無理やりにゴルフの穴に挿れようとしてる(さきっぽ)

 力説の結果、彼は驚きつつもよく理解してくれて、その後お互いに自主勉強してきて気持ちよくなれました。

おお、久しぶりにハッピーエンドのエピソードが届いた! めでたい。赤飯だ、赤飯の用意だ!

……と、こんなささやかなハッピーに歓喜するのもどうかとは思いますが、ふと読み返せば、今月の我々にはあまりにも幸せが足りなかったのでした。

例えかたも、図らずも彼氏のサイズを評価されているようにも受け止めることができて、そういうのも怨霊封じに成功したのだと思います。これが、

ありがとう! ゴルフの穴にビー玉を挿れてるみたいに痛くなかった

とか言われてたら、たぶんもう立ち直れない。

短歌が世界の平和に貢献した稀有な例として、日本童貞史にとどめておきたいエピソードでした。ありがとうございました。