結婚は相手と「最良の友人になれるかどうか」
質問です。
「彼が死んでしまったら、悲しいと思いますか?」
悲しいのは当たり前です。でも、自分の両親が亡くなるのと比べてどうでしょうか?
彼が困っている時(失業や病気など)に、どれだけの犠牲を受け入れられるでしょうか?
自分が苦しい思いをしても彼と一緒にいたいですか?
この質問に迷いなく「死んだら私も生きていけません」「どんな犠牲も覚悟してます」と答えられるなら結婚しても大丈夫かもしれません。
でも、もし答えにつまずくなら、あなたはまだ「5年越しの彼」とも「元上司」とも、結婚して一生を共にするほどの「気持ち」になっていないのかもしれませんね。
周りが認める「条件の良い人」と、なんとなく「結婚」しなければいけないのかな、という気分になってしまっているのだと思います。
「そんな自分勝手な付き合いは男に悪いから良くない」とは、僕は思いません。
「自分のことが最優先」でいいのです。
そんなふうに、自分を最優先に生きてたのに「この人のために何かしてあげたい」とか思ってしまうのが恋愛(愛)なのです。
これがないと、結婚はしんどいものになるでしょう。
おそらくあなたはまだ「一生他人を愛する約束」(結婚)をするステージまできていないのだと思うので、焦らずのんびり行けばいいと思います。
5年越しの彼が本当の意味で「いい旦那」になる男なら、貴方の気持ちがはっきりするまで待ってくれるでしょう。
元上司の求婚は「彼自身の問題」が背後にあると思うので、少し距離をとるべきかと思います。
「結婚はタイミングと勢いだ」とか「勤め先が大事」とかいうのもわかりますけど、愛だの恋だのが終わった後に「最良の友人になれるかどうか」が重要なのです。それは世間的なスペックの高さではなく、「人間性と相性」が決めるものです。
貴方の相手はその2人のどちらかもしれないし、もしかしたら「この先出会う人」なのかもしれませんね。
人生を共にする相手の条件は「記念日を忘れない」とか「世界レベルの企業に勤めてる」とかではなくて、「いてくれるだけでいい」と思える人、だと思います。
そう思える相手に出会ったら僕なんかに相談してないでしょうけどね(笑)
Text/山田玲司
初出:2015.03.04
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