大手企業勤務の男じゃないとダメ!という幻想は捨てよ/結婚の障壁!「高望み」を徹底分析

 いまもなお男女の出会いの場として機能している合コン。個人的には早2年ほどご無沙汰気味で、今後も行く予定はないのですが、最近聞いたトンデモ合コンエピソードをひとつ。

大手企業本体ではなくその「子会社」という悲劇

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 舞台は週末の東京・銀座。やや肉食系な広告マン男性と華やか系なアラサー女性が4人ずつ、デート仕様のダイニングバーに集合しました。
「ザ・合コン」と言わんばかりの典型的なスタイルです。
アラサー女子の長老的存在のA子(33歳)は幹事の後輩B子(27歳)から「大手広告会社D社のイケてる男性社員を揃えました!」と聞いていたため、全力でこの「勝負」に臨んでいました。

 乾杯後しばらくして場が和んできた頃、合コンではおなじみの自己紹介タイムがスタート。
男性が名前を名乗り「Dの」と企業名を言いかけたところまで、A子は終始ニコニコと穏やかな態度で、「余裕のある大人女子」を演出していました。
しかし、それに続く「子会社のXXで働いています」との言葉で顔面硬直!
頭には「え、どゆこと?」とひたすら「?」が浮かぶばかり。

 ある意味、素直で嘘が吐けないA子の脳内の状態は表情にも投影され、これまでの笑顔は消えて仏頂面全開に。
料理が来る度に取り分けていた“甲斐甲斐しさ”もなくなり、自分のものだけサッと取るようになり、相手のグラスが空いても気にしなくなり……と合コンでは推奨されない態度をとるようになってしまいました。

 挙げ句の果てにはB子がお手洗いに立った際に何気なく連れ立って、
「Dの人が来るって言ってたよね? なんでDの子会社なの? 大と子じゃ話が違ってくるのよ!」
と詰める姿も目撃されています。しかもDの子会社の男性に!
これは彼もトラウマになりかねません。

 もちろんこの合コンでの収穫はなく、A子は「怖い先輩」認定を受けて、合コンに呼ばれなくなったそう。
これはいくらA子が追い詰められているとはいえ自業自得としか言えません。