結婚してもいつまでも旦那さんを好きでいる方法
大泉: 旦那さんを、いつまでも好きでいる方法ってありますか?
安彦: わたしの場合はとにかく徹して『男扱い』することですかね。子供の前でも「お父さん」とか「パパ」って呼ばないとか。
大泉: 呼ばないんですか?
安彦: いやー、どうしても嫌で。子供の前では「あんたたちの父親かもしれないけど、こいつはあたしの男だから!」って。そうでもしないと、前回(の結婚)のようにセックスレスになっちゃうのは嫌ですから。
大泉: わたしも前の彼氏とはセックスレスで別れたんですよね。
4、5年同棲してて、結婚寸前までいったんですけど。でも、結婚するって時に「これから先、一生セックスできないのかな」って思って……で、それは無理だってちゃぶ台返しました(笑)。
安彦: やっぱり「この人と一生やっていく」って気で、結婚しないとダメですよね。
大泉: でも、カップルや夫婦の問題として、セックスレスって、多いですよね。
話し合いたくても、女からはその話題はふりにくい。で、ようやく勇気を出して話しても、男性はダメ出しされるんじゃないかって過剰反応して逃げる、逃げる(笑)。
安彦: ダメ出しじゃなく、「あなたのセックスは、これくらイイ」ってことを伝えればいいんじゃないですかね。
男の人って褒め倒されるの、好きだし。後は、突然、唇を奪ってみるのとか?(笑)。台所でいきなりとか。
大泉: 少女漫画みたいに壁にドーンって(笑)。
安彦: わたしに関していえば、旦那の前で、子供に「二十歳過ぎたら、追い出すからね」って言ってます。
子供がいなくなっても「わたしたちはずっと一緒なんだぞ」っていうアピール。
それに、うちの旦那はむしろ、「俺のことを男扱いしてくれよ!」って言ってくる人なんです。
大泉: 恋愛が、まだ続いてるんですね。しかも相思相愛!
安彦: でも、子供がいないと、どうなってたか、わかりませんねぇ。
もしかしてマンネリになっていたかもしれない。子供がいると、とにかく互いが男女でいれる時間が少ない。
旦那がたまに言うんです。「足りないよ!」って。足りないから、上手くいってるところもある。
だって、年がら年中、発情期でいるのってすごく難しいんですよね。
大泉: 我が家は、週一セックスルールというものを徹底させてます。
どんなに盛り上がっても、それ週一以上はしないし、どんなに面倒でちょっとやる気がなくても、必ず週一はする。
まぁ、あんまりかっちり決めると、殺伐とするので、二週間の中でふわっと二回とか。
四年目ですが、今んところ、上手くいってます。
安彦: そういう決め事をするっていうのは、大切かもしれませんね。
大泉: 付き合いはじめの、とにかくやりたい時期とかは物足りなさもありましたし、今となっては、正直、ちょっと面倒くさいなって時もありますが、でも週一くらいだったら、まぁ、我慢じゃないけど、受け入れることくらいはできますよね。
安彦: わたしもそれ真似しようかな(笑)。
【つづく】
次回は、『20代後半の不安に立ち向かう方法』をお届けします。お楽しみに!
安彦麻理絵
1969年生まれ・双子座のB型。『これがオンナのケモノ道』(太田出版)、『おんなのこの正体』(ベストセラーズ)など、女の生態を描いた作品多数。42歳で第4子を出産した、2男2女の母。酒をこよなく愛する。
『オンナノコウフクロン』
著者:安彦麻理絵
発行:イースト・プレス
Text/大泉りか
- 1
- 2