未婚の自分が社会に認められていないように感じる

J: 結婚すれば解決すると思いますか?

青: うーん…、解決できないんでしょうが、相手といい関係性を作ることができれば、今より心の平穏は保てるかなとは思います。

J: 結婚しても子どもができないうちは同じプレッシャーに苛まれる可能性もあるのでは?

青: …………
すみません、ちょっと悩んでしまっています!

J: どうぞどうぞ。お時間かけてください。

青: 子どもについては一概に言えないのですが、出産の前にまず「結婚ができない」というのは、やっぱり「人格的にどうなんだ?」という風にみられがちかなと。
でも結婚したらしたで、家族からのプレッシャーは大変なのでしょうね。

J: そうですねー。周りの既婚のお友達で、結婚したことでなにか解決した人はいらっしゃいますか?

青: 目に見えた変化ではないですが、結婚前に比べて性格が穏やかになったり、安定感があるなぁと、感じることはありました。

J: なるほど。青山さんもそれを手に入れたいということでしょうか?

青: はい、正直羨ましいです。
「未婚に触れてくれるな」と頑な態度を取ることも、自らネタにすることにも不自然さや不自由さを感じて…。

J: えー!その二つしか選択肢ないの!?

青: 私がきっと不器用なだけです(笑)。

J: いや、不器用だからじゃなくて、青山さん自身が未婚者を欠陥人間だと思っているからだよ。

青: そうか、そうですね…。
職場の女性の先輩から「いつ彼氏できるんだろうねー?」と、からかわれたりすると ネタにするしか、かわしようがなくて。

J: あっはっは。そんなこと言われるんですか?

青: 言われるんですよー、舐められやすいんです。

J: 「結婚できないと人として欠陥があるのでは?」と自分で思ったり、人に思われたりするのがイヤだという気持ちはよく分かりますよ。
でも、青山さんが舐められやすいことは、結婚したからといって一発逆転できるというわけではないのではなかろうか?
そこに因果関係はありますか?

青: 舐められやすいのは、もともとの性格もあると思うのですが。
それに加えて、年をとるにつれて結婚してないことへのコンプレックスが、だんだん大きくなってきて、弱くなったな…とは感じます。
答えになってますでしょうか。

J: 本当に結婚してないことがコンプレックスの原因になっている?
舐められやすいなどの性格のコンプレックスを結婚で解消できると思ってない?

青: たしかに、ある程度は結婚で解消できるかなと思ってしまっています。
結婚すると「とりあえず誰かには“結婚したい”と認められた人なのだな」と周囲の人に思われる、品質保証というか…。

J: おお、なるほど。ということであれば、どうしても結婚がしたいという男性と結婚するという手がありますよ!

青: そんな人と出会いたいです!
お見合い…?ということでしょうか。

J: え!そんな人でいいの?
青山さんと結婚したい人じゃないよ?“結婚が”どうしてもしたい男性だよ?

青: うー、それは…。実は彼氏と別れてから母親に見合いをすすめられたのですが、その気になれず…。

J: ほらほらほらほら~、なんか話がおかしくなってきたぁ~。
社会圧から逃れてガス抜きのためだけに結婚がしたいのならば、とにかく結婚がしたい男性と結婚すれば、解決するはずですよね?

青: なんだかんだ言って、結婚に夢を持っているんですよねー。
あとはやっぱり覚悟がないんでしょうか。