ラジオやテレビ、コラムニストとして活躍し、ブログ「ジェーン・スーは日本人です。」で話題のジェーン・スーさんに AM読者の悩みをとことん聞いていただきました!
過去の記事はコチラから。
前編のあらすじ
福祉関係の事務として働く、なめこさん(27歳)の悩みは、恋人と依存関係になってしまうこと。
相手を尊重して付き合えるようになりたいと思いながらも、恋人をコントロールしようとしたり、友達をおざなりにしてしまう自分にとまどっているそう。
話をするうちに、深い共依存の関係になってしまった元カレの存在をが大きいことに 気づいたのでした…
(詳しくは、 【前編】自分の依存体質に疲れる!恋人との距離が上手くとれない)
なめこさん(27歳・福祉関係事務)の悩み(後編)
「恋人との距離をしっかり保って健全に人と付き合いたい」
ジェーン・スー(以下、J): 私や私の女友達は、過剰に相手に合わせているときは、結局「こうでもしなきゃ愛されないのではないか?」という恐怖(自分に自信がない)と、犠牲を払ってでもやってる自分がちょっと好きだという2点が原因だなというところにたどり着いたのですが、なめこさんは自分のことをどういう風に考えていますか?
なめこさん(以下、な): 自分に自信ないほうですねー。
ブサイクだし、でかいし、がさつだし。それでも、最近はいくらか自分を好きになりましたけど。
J: 不細工かどうかは別に自分で決めなくていいですよ!
でかいのが好きな人もいますし、がさつかどうかも相対的な問題ですから。
な: そっかぁ…。私、中高が女子高なのもあって女子ヒエラルキーの上のほうに君臨している人間しか、恋愛しちゃいけない的な発想あるのかもしれないです。
それで、自信ないのかも。大学も7割は女性でしたし。
J: 思い込みが激しいね!
いろいろご存知だからこそ、そこに自分をバイーンと嵌めて考えているような、そういう印象を受けました。
もっと、個人的な話でいいんじゃないですかね。
な: たしかに自分で自分を事例検討しているような感じですよね。
私、すごく感情的だから、少し高みから冷静に自分をみなきゃだめだ!とか思い込んでいたかも。
J: 私は心理学などの勉強をしたことはないのですが、なんとなく「お互いを頼りにすることで、お互いがちっとも幸せになれないこと」が共依存だと思っています。
お互いに頼ることが悪いんじゃなくて、 たとえ頼っていても、お互い「ありがとう!助かった!」と思えて、幸せに前に進めればそれはそれでいいんじゃないかなーと思ってるんですよ。それぐらいボンヤリとしたこととしてしか捉えていないのですが。
な: そうですよね。そういう風に自分でも捉えてみたいです。
事例にあてはめて、ここから抜け出さなくては、改善しなくてはと思っていました!