最近、性欲が強くなった?アラサー女性の性的欲求の変化とは

「最近、性欲が強くなってきた?」アラサー女性の性的欲求の変化とは

(出典:PIXABAY)

20代後半から30代前半にかけて、女性の性欲には大きな変化が訪れます。

「なんとなくムラムラしやすくなった」「逆に興味がなくなってきた」など、変化の理由が分からず戸惑う人も多いはず。

本記事では、アラサー女性の性的欲求の変化について、ホルモン・心の状態・ライフステージ別に解説し、自分を受け入れるヒントをお届けします。

アラサー女性に起こる性的欲求の変化とは?

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アラサー女性の性欲はホルモンバランスやライフステージによって変化すると言われています。では20代前半の頃と比べてどのような変化があるのでしょうか。

ここからはアラサー女性の性欲の変化について解説していきます。

20代前半と後半の性欲の違い

20代前半と後半では性欲に違いがあります。
20代前半はエストロゲンなどの女性ホルモンの分泌が活発で、心身ともに安定している時期です。
そのため性欲も安定している傾向があります。

また20代前半はまだ性体験が少なく、進学や就職などのライフステージの変化に意識が向いているため、性欲を認識しにくいこともあるでしょう。

一方20代後半になると性的な経験を積んで、自分の性的な好みや楽しみを見つけている人が多いため、性欲を認識しやすくなります。

またライフステージの変化が落ち着いて、性的な欲求に目を向けやすくなる人も少なくありません。

「性」に目覚めるタイミングは人それぞれ

性の目覚めには個人の環境や経験、ライフステージなどいくつかの要因があります。

まず、家庭環境や友人関係、インターネットの情報に触れやすい環境などが性の目覚めに与える影響が大きいでしょう。

性についてオープンな環境におかれている場合、性の目覚めが早くなる傾向があります。

次に、初めての性経験や精神的な成熟の早さも、性的な欲求に対する認識と繋がりがあります。

さらに、大学進学や就職など、ライフステージの変化によって人間関係が広がることが性の目覚めに影響を与えることもあります。

このように性に目覚めるタイミングは人によって違い、「自分だけがおかしいのではないか」などと思う必要はありません。

性欲が強くなる理由と背景

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アラサーになってから性欲が強まるという現象には理由があります。
ここからはその理由と背景を詳しくご紹介します。

女性ホルモンの働きとピーク時期

個人差はありますが、性欲には女性ホルモンが深く関係していると言われています。

女性らしい身体をつくる女性ホルモンのエストロゲンの分泌は20代前半でピークを迎え、その後緩やかに減少していきます。

そのため性欲に影響を与える男性ホルモンのテストステロンの相対的な影響が強まることで、性欲が高まる女性が多くなるでしょう。

心の余裕がもたらす性の変化

年齢を重ねたことによる心の余裕も、性欲に変化をもたらします。

20代後半から30代前半になると、恋愛や性行為などの様々な経験を重ねたことにより、20代前半の頃よりも性的な行為に余裕を持って向き合うことができます。

そして自分の性感帯や性的な好みなども把握できるようになり、「もっと楽しみたい」という欲求が湧きあがり、それが性欲に繋がることもあるでしょう。

逆に「性欲がなくなった」女性もいる

性欲の高まりを感じる女性がいる一方で、逆に「性欲がなくなった」と感じる女性もいます。

ここからは性欲の低下の理由について解説していきます。

ストレスや疲労が性欲を奪う

アラサーはプライベートや仕事でも忙しく、充実している年代です。
そんなプライベートや仕事の忙しさによるストレスや疲労が性欲を奪う原因にあることもあります。

ストレスや疲労が続くと自律神経のバランスが崩れ、性的な興奮に関与する副交感神経の活動が抑制されるため、性的な興奮を感じにくくなります。

またストレスを感じると分泌される「コルチゾール」というホルモンが、性ホルモンであるテストステロンやエストロゲンの働きを妨げ、性欲の低下に繋がることも。

さらにストレスや疲労の蓄積によって精神的な余裕がなくなり、「性行為どころではない」と思ってしまう人も少なくありません。

ベッドインへの嫌悪感やトラウマも

過去に性的な行為で苦痛を感じることがあると、ベッドインに嫌悪感を抱いたり、トラウマが蘇ったりして性欲の低下に繋がることがあります。

また性的なことに直接関係はなくても、過去の人間関係で傷ついたことや、自己肯定感の低さからくる羞恥心、うつ病などの精神疾患でもベッドインの嫌悪感に繋がることもあります。

性的欲求の変化にどう向き合えばいい?

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アラサー女性は性的な欲求の変化にどのように向き合うべきなのでしょうか。

ここからは性的な欲求の変化に向き合うためのマインドと、パートナーとのコミュニケーションについて解説していきます。

自分を責めないマインドの持ち方

性的な欲求の変化に向き合うには、自分を責めないマインドが非常に大切です。性的な欲求の変化にはホルモンバランスや環境、ライフステージなどの様々な要因があり、それはとても自然なことです。

また性的な欲求が高まるのは人間の基本的な欲求のひとつです。

「性欲が強いなんて恥ずかしい」と自分を責めたりせず、変化を認識して受け入れることでで、自分の性欲を前向きに受け入れることができるでしょう。

パートナーとの共有とコミュニケーション

性欲の変化にオープンに向き合うため、パートナーと今の状況を共有し、密接なコミュニケーションをとることも重要です。

まずは恥ずかしがらずに、自分の性的な欲求の変化についてパートナーと話し合いましょう。

寝る前など2人がリラックスしている状態で、手を繋ぐなどのスキンシップをしながらゆったり話し合う時間を持つことをおすすめします。

自分の気持ちや不安をオープンにパートナーに伝え、同時にパートナーの性的な欲求についても尊重し、互いに理解し合う努力をするとより密接なコミュニケーションに繋がるでしょう。