女性の「アァン」「アッー!」といった喘ぎ声はエロの最中に聞くことになるが、意外な場所でも聞かれることが判明した。エロの場合、クリトリスを男が舐めている時やら、挿入している時に「アァン」といった声が出る。以前「それって演技?」と聞いたら「うるせぇ! 勝手に出るんだよ!」と怒られたことがある。
さて、こうして二人の秘め事の際にこれら喘ぎ声を聞くことになるわけだが、意外な展開で「アァン」などの喘ぎ声を聞く経験をしたことがある。それは僕が若き無職の日の話なのだが、同じ無職仲間の田中君と一緒に僕の家でスーパーファミコンをよくしていた。そんな怠惰な日々が続いていたのだが、ある日、子育て中の人妻・美咲さんが「今日は母が子どもを預かってくれるのでニノミヤさんと田中さんと遊びたい」と言ってきた。
遊ぶも何も、僕らはスーパーファミコンを怠惰にするだけだ。それでもいいの? と聞いたら「そういうことがしたい」と美咲さんは言う。というわけで、僕の家でスーパーファミコンを3人で開始した(別にここから3Pをしたとかそういう展開にはならないので期待している方には申し訳ない)。
途中からエロい空気感を覚え…
複数名が集まれば、やりたいのは対戦型ゲームである。「マリオブラザーズ」「バルーンファイト」「ファミリースタジアム」「ストリートファイターII」といったところが定番だが、僕らが熱狂したのは「ぷよぷよ通」である。「スーパーぷよぷよ」の次のバージョンで、いわゆる「積みゲー」である。二つ繋がった「ぷよ」を積み重ねていき、4つ繋がったらそれが消え、「連鎖」になった場合は相手に攻撃をすることができるもの。

対戦型ゲームとしてはド定番だが、この日はコレに我々3人は熱狂した。コントローラーを適宜3人でまわして対戦するのだが、途中からエロい空気感を覚えるようになるのだ。一体なんなんだコレは……?
そう思った時、解答は早かった。美咲さんが、ゲームに集中するにあたり、「アァン」「アッー!」と喘ぎまくるのだ。ぷよぷよというゲームは、落ちてくる「ぷよ」を適切な場所に配置し、そこから消すゲームであり、一瞬の判断力が必要なもの。そして、少しでも狙いとズレると相手の攻撃の対象になる集中力が必要なゲームである。
だからこそ美咲さんはゲームに集中し、少し失敗をすると「アァン」「アッー!」と言い続けるのである。ほかにも「あっ…」「あんっ…」「ダメっ…」というバージョンもあった。
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