
40代になってから、自分の欲望が変化していることに気づいた女性も多いのではないでしょうか。
今回は「40代女性の欲望」をテーマに、欲望が多様化する背景やその正体を解説します。
また、自分の欲望をポジティブに受け入れるためのマインドセットを提案し、40代女性が自分らしく生きるためのヒントを提供します。
欲望の変化に戸惑っている女性はぜひ参考にしてみてください。
40代女性が抱える欲望とは?

(出典:PIXABAY)
40代女性が抱える欲望として、大きいものが性的な欲望です。
40代になると卵巣機能の低下に伴って女性ホルモンのエストロゲンの分泌が徐々に減少するため、相対的に男性ホルモンのテストステロンの作用が強くなり、性欲が高まりやすくなります。
また身体的な成熟から性行為での快感を得られるようになり、より強い快感を求めて性的な欲望が高まることもあるでしょう。
さらに、40代になると性行為に快感だけを求めたり、子どもを持つためだったりという目的から変化し、パートナーとの絆を強めるという意義に変化することも欲望が高まる要因となります。
性行為を通してもっとパートナーのことを理解したい、2人の協調性を深めたいと思う気持ちが、欲望に繋がるのでしょう。
40代女性の欲望:本音と向き合うための心のケア

(出典:PIXABAY)
40代女性は社会的なタブーや古い固定観念に縛られ、なかなか素直に自分の欲望と向き合うことができない世代であるといえます。
ここからは40代女性が自分の欲望や本音に向き合うための心のケアについて解説していきます。
40代女性の欲望が多様化する理由
現代日本はインターネットの発達により、匿名で様々な情報の発信・受信ができる時代になりました。
そのため女性の性についての情報を発信しているSNSの投稿やブログなど、女性の性を取り上げる情報を気軽に閲覧できるようになったことが、欲望の多様化の理由であると考えられます。
インターネットの情報から「自分と同じ欲望を持っている人がいる」「自分よりももっと積極的に性を謳歌している女性もいる」と思い、安心感を覚える女性は少なくありません。
自分の欲望は決しておかしいことではないとわかれば、欲望に素直に向き合ってより満たされる方法を追求したり、様々なやり方を試したりする女性が増え、欲望が多様化していくのです。
社会的なタブーを超えて欲望を受け入れる
40代女性は女性が性について話すことは「はしたない」と社会的なタブーにされていた時代に成長してきた年代です。
女性が自分の性や欲望について話すことは良くないこと、恥ずかしいことであると教えられているため、自分の欲望を自分で受け入れられない女性も多いでしょう。
しかし現代は性の多様化が認められている時代になったこともあり、性や欲望についてオープンに発信する女性も増えています。
40代女性が社会的なタブーを超えて欲望を受け入れることは、自らの心と身体、そして性の健康にも大きな影響を与えてくれるはずです。
欲望を解放するためのセルフケアの方法
40代女性の欲望を解放するためのセルフケアとして、フェムテックを活用するのもおすすめです。
フェムテックとはFemale(女性)とTechnology(テクノロジー)を合わせた造語で、女性の健康課題をテクノロジーで解決するためのサービスのことをいいます。
どのような商品かというと、女性ホルモンの低下によって乾燥しがちな膣に潤いを与えるジェルや、膣の萎縮を防ぐ膣トレグッズなど、女性のデリケートな悩みを解決してくれるアイテムなどがあります。
またフェムテック製品の中には、セルフプレジャーを充実させるアイテムも開発されており、一見すると美顔器のようにスタイリッシュなデザインのラブグッズが多く販売されています。
今まで「恥ずかしい」という理由でラブグッズを買ったことのない女性でも抵抗なく手に取り、自宅に置いておくことも可能です。
フェムテック製品を活用すればセルフプレジャーを充実させ、自分の思うままに欲望を解放させることができるでしょう。
セルフプレジャーにはストレス解消効果やリラックス効果など、心身ともに健康になれる効果が沢山ありますので、欲望の解放には非常におすすめです。
40代女性が知っておきたい欲望と自己肯定感の関係
40代女性が自分の欲望を正直に認めることは、自己肯定感アップに繋がります。
今まで自分の欲望を認めることは社会的なタブーであると感じ、「自分が異常なのではないか」「こんな欲望があるのは恥ずかしいことなのではないか」という不安を抱いていた女性は少なくありません。
しかし欲望を正直に認め、それを満たすことが心と身体に良い影響を与えることがわかれば、それが決してタブーなどではないことがわかるはずです。
「欲望があるのは身体的・精神的にも自然であること」「欲望を満たすのは健康的なことである」と肯定的にとらえることは、タブーに縛られていた心を解き放つことに繋がります。
心と身体が満たされれば自己肯定感もアップし、欲望を満たす方法に積極的に取り組めるようになるでしょう。
欲望をポジティブに捉えるためのマインドセット
自分の欲望に正直に向き合おうとしても、社会的なタブーが気になってなかなか解放できないこともあります。
「女性が性的な欲望を抱えているのは恥ずかしいことである」という固定観念から、欲望を解放できずに抱え込んでしまうこともあるでしょう。
欲望を抱え込んで解放できないままでいると、欲求不満が生じ、いつまでも解消できないストレスをため込んでしまうことに繋がります。
ストレスを溜めずに欲望をポジティブにとらえるためには、「欲望があるのは自然なことである」「欲望を解放することが心身と性の健康につながる」というマインドセットを持ちましょう。
「欲望を抱えているのははしたない」「女性が欲望を解放しようとするのはみっともないことである」という古い社会的タブーや固定観念は捨て、素直に自分の欲望に向き合うことが最も大切なのです。