「オトナなお姉さんキャラ」は要注意!

一般的には、年上女性イコール甘えさせてくれるとか、オトナっぽさが魅力とか、いわゆる「お姉さんキャラが尊ばれる」ってイメージですよね。一理ありますが、その路線で上手く行くのは3~4歳差くらいまでかと。ひと回りも離れているとなれば、自分では「オトナなお姉さんキャラ」を演じているつもりでも、単なる「世話焼きなお母ちゃんキャラ」になっている危険性があります。

で、あるならば! 自分がひと回り上であることは一切忘れましょう。なので当然のことながら、「私ってもうオバチャンだから」などの自虐発言は、ユーモアテイストであってもアウト。また、飲食店の会計時でも「私のほうが年上だから多く払うね」などの気配りも不要でしょう。ワリカンで充分、相手に経済的余裕があるならゴチになったってノープロブレムです。

同時に、相手を子ども扱いするような言動にも気をつけたいですね。例えば相手男性の顔が千葉雄大クンのようなベイビーフェイスだったとしても! 「可愛い」などの表現は控えたほうがベター。誉め言葉として言っても、子ども扱いしているようにも聞こえるので。

年上なことを忘れるには…

そういえば知り合いのひと回り差カップルで、年上女性側が年下彼氏に対し「偉いね」「凄いね」「頑張ったね」を連呼しているんですけれども、これらの表現もジャッジが難しいですよね。言い方にもよるんでしょうけど、子ども扱いしているようにも聞こえるので。

それにしても、「自分が年上なことを全面的に忘れる」って精神論では結構難しいんですよね。だからこそ、エイジングケアは必須! 肌を整え、中年太りを遠ざけ、髪の毛の艶にも気を配っていれば、鏡に映る自分を見て自然と自信が漲るはず。その自信こそが、自分が年上であることを全面的に忘れるための、強力な材料になってくれるのだと思います。

Text/菊池美佳子