負い目を感じてしまう

ゴチになっちゃうと、どうしても相手男性に対して「オゴッてもらったのだから……」という負い目のような感覚が生じます。具体例を挙げましょう。あれは3年前の春でした。ティ〇ダーで待ち合わせた男性が、酒を酌み交わすには申し分ないが、異性としては100%ないってタイプだったんですけどね。

待ち合わせてすぐに入った居酒屋の会計をゴチになってしまったため、ミカコちゃんとしてはさっさと帰りたかったのですが、2軒目の誘いを断れなかった……という苦い実体験があります。「オゴッてもらった身=2軒目の誘いを断る権利がない」という負い目によるものだったのでしょうね。

大酒飲みは特にメリットがある

なので、マッチングアプリ等の出会いで「ちょっと違うかも」と感じた場合は、サッサと帰るためにもゴチにはならず、ワリカンにすることを熱く推奨します。まぁ、肝っ玉が据わっている人であれば、オゴリだろうとも2軒目の誘いはサクッと断れちゃうのかもしれませんが、ミカコちゃんのように小心者タイプはワリカンにすべきでしょう。

「ちょっと違うかも」って男性に限らず、「いいかも」と思える男性であったとしても! ワリカンのほうが遠慮なくオーダーができます。ミカコちゃんのような大酒飲みは特にそう! オゴリだと、「ガブガブ飲み過ぎちゃ申し訳ない」と、これまた負い目が……。ワリカンであれば、そういった負い目の心配はナシ。なんなら、「私、だいぶ飲んだので少し多めに払わせてください」で好感度アップに繋げることも可能。うん、そう思うとワリカンも悪くないってことで! 

Text/菊池美佳子