美味しかったものの話は万能

忘年会でありがちな話題と言えば「今年一年振り返ってどうだったか?」「今年一年の自分的トピックスは?」などです。この話題って、意外と答えるのが難しいんですよね。大したトピックスもなく一年を終えることだってあるでしょうし、何かしらあったとしても年の前半に起きたことなんぞ忘れているパターンが大半かと。

なので話題をもうちょい明確にしましょう。今年一年で一番美味しかったものであれば、比較的答えやすいはず。「新大久保の韓国料理屋で食べたスンドゥブチゲ!」とか「予約がとれないことで有名なジビエ専門店」とか「釣りで江ノ島に行った際食べた生しらす丼」とか。

相手がどんな食べ物を挙げようとも、こちらの返しはただ1つです。「今度連れて行ってください!」このひと言があれば、デートに繋げることができます。「今度連れて行ってください!」の手前には、「わぁー、美味しそう!」とか「私も韓国料理って大好きなんです!」などの前置きがあるとなお、良いですね。

「連れて行って」と言いづらい場合は

場合によっては「連れて行って」と言い難い食べ物が挙がってくるケースも起こり得るでしょう。「初めて飲んだセブンのカフェラテに感動した!」とか「すき家の炭火焼きほろほろチキンカレーをヘビロテしている!」とか「業スーのリッチチーズケーキで甘党に目覚めた!」とか。

大丈夫です、コンビニカフェであれば「珈琲お好きなんですか?」とカフェ巡りに繋げられます。牛丼チェーン店であれば、「女性1人だと入りにくいので連れて行ってください」とブリッコする方法もあります。業スーやコストコに関しては、「スイーツお好きなんですか?」と、これまた甘いもの巡りに繋げられます。ここに挙げたケース意外だとしても、応用はいくらでも可能でしょう。

食べ物の話題って万人ウケするとミカコちゃんは確信しております。稀に、ストイックな筋トレをしており、「ササミとプロテイン以外は興味なし」みたいな男性もいますが、その場合は……。「私も筋トレやってみたくて……」と無理に歩み寄る必要はないでしょう。

筋トレに限らず、何かに熱中している男性は、恋愛の優先順位が下がりがちです。「ジム通いがあるから会えない」など、寂しい思いをさせられる危険性大。そのへんも、ちょっとした会話の片鱗から見極め、来年への恋へと繋げてゆきましょう。

Text/菊池美佳子