人の生き方に間違いも正解もないのよ!

ところで、「依存型パーソナリティ障害」というものがあるわ。
これは「過剰に構ってもらいたい欲求があり、まとわり付いて相手から離れることを恐れる」という性格傾向、それが強すぎて社会生活に支障が出るというものよ。

たとえば、

・他者からの過剰のアドバイスがなければ、物事を決定できない。
・責任を負うために、他者を必要とする。
・他者の賛同を失うことを恐れ、反対意見を述べることができない。
・他人の保護を得るために、不愉快なことまでを行う。
(参照:DSM-Ⅳ TR)

などの特徴があるの。

アナタは、依存型パーソナリティ障害とまで言わなくても、それに近い部分があるように思うわ。
だから、「私は間違っていますか?」という言葉が出てくるのよ。

だって、人の生き方に間違いも正解もないのよ。
確かにアテクシなら地元には戻らず仕事を選ぶし、もっと自分のことを大切にしてくれる人と付き合うわ。
でも、「好きな人に従属したい、利用されるのがいい」って思う人もいるわけでしょ?

大事なのは、正解かどうかじゃなくて、アナタがどう思うのか、それだけなのよ。
アナタは彼に依存しているだけでなく、相談する相手にも依存してしまっているの。
まず、そこから見直さないと、いつまでたっても同じパターンから抜けられないわよ。

もたれかかって生きていたら、いつまでももたれかかる相手を探し続けることになる。
誰も見つからなかったら、パタリと倒れてしまう。

自分の足で立つようにしないと、いつか行き詰っちゃうの。
他人の意見を聞くのはいいことよ。
でも、決めてもらうのではなく、それを参考にしてアナタが決めるの。それが一番大切よ。

参考になったかしら?

Text/Tomy

初出:2013.05.30